石井国土交通大臣は
16日、
熊本地震による
大規模な
土砂崩れで
崩落した
熊本県南阿蘇村の「
阿蘇大橋」を
視察し、
下流に
建設する
新たな
橋を
平成32年度に
開通させる
方針を
明らかにしました。
石井国土交通大臣は
一連の
熊本地震のうち
最も
大きな
被害を
出した
2度目の
震度7の
地震から
1年となる
16日、
熊本県南阿蘇村などを
訪れ、
復旧の
状況を
視察しました。
このうち、大規模な土砂崩れで崩落した「阿蘇大橋」は元の場所から600メートルほど下流に国が新たな橋を建設する計画で、石井大臣は職員から準備工事の状況の説明を受けました。
このあと石井大臣は記者団に対し、新しい阿蘇大橋と今も一部で通行止めが続く幹線道路の国道57号線の新たなルートについて、いずれも平成32年度に開通させる方針を明らかにしました。
また、一部区間で運休が続いている第三セクターの南阿蘇鉄道で全線再開に向けた復旧費用が70億円に上る見通しになったとして、今後、国としても支援策を検討していく考えを示しました。
石井大臣は「インフラの復旧は相当のスピードで進捗(しんちょく)してきているという印象をもったが、生活の再建などはまだまだこれからだ。1日も早い復旧に向けて全力で取り組んでいきたい」と述べました。
石井国土交通大臣は一連の熊本地震のうち最も大きな被害を出した2度目の震度7の地震から1年となる16日、熊本県南阿蘇村などを訪れ、復旧の状況を視察しました。
このうち、大規模な土砂崩れで崩落した「阿蘇大橋」は元の場所から600メートルほど下流に国が新たな橋を建設する計画で、石井大臣は職員から準備工事の状況の説明を受けました。
このあと石井大臣は記者団に対し、新しい阿蘇大橋と今も一部で通行止めが続く幹線道路の国道57号線の新たなルートについて、いずれも平成32年度に開通させる方針を明らかにしました。
また、一部区間で運休が続いている第三セクターの南阿蘇鉄道で全線再開に向けた復旧費用が70億円に上る見通しになったとして、今後、国としても支援策を検討していく考えを示しました。
石井大臣は「インフラの復旧は相当のスピードで進捗(しんちょく)してきているという印象をもったが、生活の再建などはまだまだこれからだ。1日も早い復旧に向けて全力で取り組んでいきたい」と述べました。
九州自動車道 28日までに4車線通行へ
国土交通省は、熊本地震の影響で通行できる車線が一部の区間で制限されていた熊本県内の九州自動車道について復旧工事がほぼ終わったとして、今月28日までに地震の前と同じ4車線で通行できる見通しになったと発表しました。
九州自動車道は、熊本地震の影響で路面に段差ができるなどの被害が出たことから、益城熊本空港インターチェンジから松橋インターチェンジの間で復旧工事が行われていて、通行できる車線が制限されています。
これについて、国土交通省は16日、復旧工事がほぼ終わったとして今月28日までにこの区間の車線の制限を解除し、地震の前と同じ4車線で通行できる見通しになったと発表しました。これで、九州自動車道では地震による車線の制限はすべてなくなります。
国土交通省は、大型連休中に予想されていた益城熊本空港インターチェンジ付近などでの渋滞も、解消される見込みだとしています。