三原さんは、34年前の交通事故で小学2年生の次女を亡くし、平成14年から15年間にわたって毎日、児童の登校を見守るボランティア活動を続けていました。
この事故で、軽トラックを運転していた益田市の山口伊佐男被告(62)が過失運転致死傷と酒気帯び運転の罪に問われ、18日、松江地方裁判所益田支部で判決が言い渡されました。
この中で本多健司裁判官は「酒気帯び状態を認識しつつ、運転しても大丈夫などと安易に考え、運転を開始した」と指摘しました。
そのうえで、「交通事故の被害を防ぐべく、見守り活動をしていた男性が、その活動中に
事故の犠牲となり、尊い命を奪われた結果は悲惨で重大だ」として、懲役2年10か月の実刑判決を言い渡しました。