経営難に
陥っていた
イタリアの
航空大手、アリタリア
航空は
自力での
再建を
断念して
事実上、
経営破綻し、
政府が
選んだ
管財人の
下で
再建を
進めることになりました。
会社側によりますと、
運航は
当面継続されるということです。イタリアの
航空大手、アリタリア
航空は
2日、
自力での
再建を
断念し、イタリア
政府に
特別管財人の
下での
再建を
要請することを
決めたと
発表しました。これは
事実上の
経営破綻で、
今後、
政府が
選んだ
管財人が
資産の
売却や
支援企業の
選定などを
進めることになります。
会社側によりますと、運航は当面継続されるということですが、経営再建が進まなければ清算に追い込まれる可能性もあります。
経営難に陥っていたアリタリア航空は、人員や給与の削減などを条件に銀行などから再建のための資金を得る予定でしたが、従業員側が再建策に反対したため、資金のめどが立たなくなり、資金繰りが苦しくなったものと見られます。
アリタリア航空は2008年にも経営が行き詰まり、2014年にUAE=アラブ首長国連邦のエティハド航空が株式の49%を取得して、再建を目指しましたが、格安航空会社との競争が激しくなる中、厳しい経営が続いていました。