ことし
3月、
千葉県松戸市の
小学生の
女の子が
殺害された
事件で、
警察は、
遺体を
遺棄した
疑いで
逮捕された
保護者会の
元会長が
女の子をわいせつ
目的で
連れ去ったあと
殺害したなどとして、
5日、
殺人などの
疑いで
再逮捕しました。
調べ
に対し、「
供述を
拒否します」と
話しているということです。
再逮捕されたのは、
千葉県松戸市六実の
自称、
不動産賃貸業で、
小学校の
保護者会の
会長だった
澁谷恭正容疑者(
46)です。
この事件は、ことし3月、千葉県我孫子市の排水路脇で松戸市の小学3年生でベトナム国籍の9歳の女の子が殺害されているのが見つかったもので、澁谷容疑者が女の子の遺体を遺棄した疑いで先月、逮捕されました。
警察は、その後の調べで、女の子が行方不明になった3月24日に、澁谷容疑者が女の子をわいせつ目的で軽乗用車で連れ去り、その後、首を絞めて殺害したなどとして、5日、殺人などの疑いで再逮捕しました。調べに対し、「供述を拒否します」と話しているということです。
これまでの調べで、女の子が行方不明になった日の朝、澁谷容疑者の軽乗用車と見られる車が女の子の自宅周辺を走行し、その日の夜、遺体が遺棄された現場周辺などを走っているのが防犯カメラに写るなどしていたということです。
警察は、女の子が連れ去られてから殺害されるまでのいきさつを詳しく捜査しています。一方、遺体を遺棄した容疑について、検察は処分保留としました。
女の子の父親「真実を話してほしい」
澁谷恭正容疑者(46)が殺人などの疑いで再逮捕されたことについて、女の子の父親が、5日午前、千葉県松戸市内の自宅で取材に応じ「容疑者には真実を話してほしい。もしもやっていないのなら、やっていないと話してほしい」と話しました。また、女の子と面識のない人からも花束などが寄せられているということで、「ありがとうございます」と感謝の気持ちを示していました。