こうした中、26日、クリントン元国務長官がマサチューセッツ州にある母校の大学の卒業式でスピーチを行いました。
その中でクリントン氏はニクソン氏について、「のちに自身を捜査していた人物を解任したことで告発され、不名誉に大統領職を終えることになる男が選ばれた選挙について、われわれは当時から憤慨していた」と述べ、トランプ大統領をニクソン氏と重ね、痛烈に批判しました。そして、「権力者が事実をでっちあげ、それに疑問を呈する者を攻撃するとき、自由な社会の終わりへと向かう」と警告しました。
解任されたコミー長官はアメリカ議会で証言する方向で調整が進められていて、トランプ大統領の今後の政権運営には不透明感も漂い始めています。