アフガニスタンの
首都カブールにある
ドイツ大使館の
近くで、
31日、
大きな
爆発があり、これまでに
49人が
死亡し、およそ
320人がけがをしました。
近くにある
日本大使館でも
窓ガラスが割れて
日本人2人が
軽いけがをしました。アフガニスタンのカブール
中心部にあるドイツ
大使館の
近くで、
31日午前8時半ごろ(
日本時間の
午後1時ごろ)、
大きな
爆発がありました。
アフガニスタン保健省によりますとこれまでに
49人が
死亡し、およそ
320人がけがをしたということです。
また、ドイツ大使館から100メートルほど離れた日本大使館によりますと、この爆発の衝撃で、大使館の窓ガラスが割れて中にいた大使館員など日本人2人が軽いけがをしたということです。
2人は命に別状がなく、ほかの職員は大使館の中にとどまっていて無事だということです。
この爆発で現場周辺にあるインド大使館のほか、アフガニスタンの外務省や銀行など多くの建物で窓ガラスが割れるなどの被害が出たということです。
アフガニスタン内務省によりますと、大量の弾薬を積んだし尿をくみ取るバキュームカーが爆発したということで、現地からの映像では、建ち並ぶ建物の間から黒い煙が立ち上っているのが確認できます。
現場は各国の大使館やアフガニスタンの政府機関が集まっている地区でふだんから厳重な警備が敷かれ、一般の人の立ち入りは厳しく制限されていますが、爆発が起きた当時は通勤の時間帯で車や人の通行が多かったということです。
アフガニスタンの首相にあたるアブドラ行政長官は、ツイッターで、「けさ、カブールで起きたテロ攻撃を強く非難する。私は犠牲者の家族と連帯する。私たちは平和を望んでいるが、聖なる月のラマダンに私たちを殺すものたちは根絶されるだろう」と述べ、爆発をテロと断定して、強く非難しました。