ドライバーがいない
車両を
遠隔で
監視しながら
自動走行させる
実験が、
全国に
先駆けて
沖縄県で
今月から
実施されることになりました。
経済産業省は、
今後、
観光客や
高齢者の
移動手段として
全国で
活用を
広げたいとしています。
実験は「
ヤマハ発動機」と
国の
研究機関の「
産業技術総合研究所」が
共同で
行い、
ゴルフ場などで
使われている
電動カートを
改良した
車両を
使います。
「ヤマハ発動機」は安全を確保するため、これまではドライバーが運転席に乗って公道を自動走行させる実験を行ってきましたが、今月26日からドライバーがいない車両を走行させる実験を、初めて実施することになりました。
実験は沖縄県北谷町の観光地で行われ、人が行き来する町の敷地におよそ400メートルにわたって誘導線を埋め込みます。
車両はセンサーで誘導線を読み取りながら時速10キロ程度で自動走行し、前方に人や障害物を確認すると自動的に停止します。
実験中は、車両についたカメラで離れた場所から人が監視し、異常が発生した場合は、遠隔操作で対応するということです。
経済産業省は今回の実験などで安全性が確認できれば、観光客や、過疎地の高齢者の移動手段として、全国で活用を広げたいとしています。