違反の内容は、避難訓練を計画したり実施したりする防火管理者を決めていないことや、消火器などの消防設備を点検していないことなどで、現在も改善していないところが302棟あるということです。
イギリス・ロンドンでは今月14日、24階建ての高層住宅で火災が起き、わずかな時間で建物全体に燃え広がり、多数の犠牲者が出ました。
東京消防庁は、国内の高層マンションではスプリンクラーを設置したり、原則、耐火構造にしたりすることなど、防火対策を取ることが法律で義務づけられているためマンション全体に延焼する可能性は低いとしていますが、管内では去年、高層マンションで153件の火災が発生しているということで、東京消防庁は違反の改善を求めていくことにしています。