卵子らんししつ改善かいぜんしん不妊ふにん治療ちりょうよんにん出産しゅっさん成功せいこう

Easy Japanese news
Jun 22, 2017 04:06
Furigana
本人ほんにん細胞さいぼう一部いちぶ卵子らんし移植いしょくするあたらしい方法ほうほう使つかって、国内こくないはじめてよんにん女性じょせい体外たいがい受精じゅせいでの出産しゅっさん成功せいこうしたと、大阪おおさかにある不妊ふにん治療ちりょう専門せんもんのクリニックなどでつくるグループが発表はっぴょうしました。これは大阪おおさかきたにある不妊ふにん治療ちりょう専門せんもんの「HORACグランフロント大阪おおさかクリニック」などでつくるグループがいちにち発表はっぴょうしたものです。

この方法ほうほうは、よわいなどで老化ろうかした卵子らんし体外たいがい受精じゅせいさせるさい本人ほんにん細胞さいぼうから取り出とりだした「ミトコンドリア」というごくちいさな器官きかん移植いしょくすることで卵子らんししつ改善かいぜんし、妊娠にんしんしやすくなるとされるものです。

グループは臨床りんしょう研究けんきゅうで、この方法ほうほう使つかった受精じゅせいらんいちにん女性じょせい子宮しきゅうもどした結果けっかななさいからさんろくさいまでのよんにん女性じょせいが、国内こくないでははじめて無事ぶじ出産しゅっさんしたということです。

HORACグランフロント大阪おおさかクリニックの森本もりもと義晴よしはる院長いんちょうは「卵子らんし状態じょうたいわるく、出産しゅっさんあきらめかけていた女性じょせい出産しゅっさんできたことで、この治療ちりょうほうあらたな希望きぼうになったことをうれしくおもっています」とコメントしています。

この技術ぎじゅつをめぐっては、日本にっぽん産科さんか婦人ふじん学会がっかいがおととし、「科学かがくてき効果こうか十分じゅうぶん検証けんしょうされておらず、初期しょき研究けんきゅう実験じっけん段階だんかい治療ちりょうほうだとかんがえられる」との見解けんかいしめしたうえで、臨床りんしょう研究けんきゅう実施じっし承認しょうにんしていました。

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