記録的な
豪雨となった
九州では、
8日も
断続的に
激しい
雨が
降っています。
9日にかけても
局地的に
非常に
激しい
雨が
降るおそれがあり、
気象庁は、
土砂災害に
厳重に
警戒するよう
呼びかけています。
気象庁によりますと、
西日本に
停滞する
前線に
向かって
暖かく
湿った
空気が
流れ込んでいるため、
九州では、
8日も
断続的に
激しい
雨が
降っています。
午後3時までの1時間には、国土交通省が福岡県飯塚市に設置した雨量計で49ミリの激しい雨を観測しました。
この時間、西日本では広い範囲で大気の状態が不安定になっていて中国・四国地方や近畿でも雨雲が発達し、午後3時20分までの1時間には徳島県の那賀町木頭出原で71.5ミリの非常に激しい雨を観測したほか、岡山県新見市の千屋で44.5ミリの激しい雨が降りました。
記録的な豪雨となっている福岡県や大分県などの九州北部では、今月5日の降り始めからの雨量は福岡県朝倉市で600ミリを超えているほか、大分県日田市でも400ミリを超え、地盤が緩んでいるところがあります。
これまでの雨で大分県と熊本県、それに鹿児島県では土砂災害の危険性が非常に高まり、自治体が避難勧告を出す目安とされている「土砂災害警戒情報」が発表されている地域があります。
前線が停滞するため、九州ではこのあとも局地的に雷を伴い1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降るおそれがあります。
気象庁は、記録的な豪雨となっている九州北部を中心に、引き続き土砂災害に厳重に警戒するとともに、急な激しい雨による川の増水や低い土地の浸水にも警戒するよう呼びかけています。