記録的な
豪雨となった
九州北部では
局地的に
激しい
雨が
降っています。
九州北部では、
9日も
局地的に
非常に
激しい
雨が
降るおそれがあり、
気象庁は、
土砂災害に
厳重に
警戒するよう
呼びかけています。
気象庁によりますと、
西日本に
停滞する
前線に
向かって
暖かく
湿った
空気が
流れ込んでいるため、
九州を
中心に
西日本の
広い
範囲で
大気の
状態が
不安定になっています。
九州北部には発達した雨雲がかかり、午前5時までの1時間に国土交通省が佐賀県有田町に設置した雨量計で34ミリの激しい雨を観測しました。
記録的な豪雨となった福岡県や大分県などの九州北部では、今月5日の降り始めからの雨量が福岡県朝倉市で600ミリを超えているほか、大分県日田市でも400ミリを超え、地盤が緩んでいるところがあります。
これまでの雨で、大分県と熊本県では土砂災害の危険性が非常に高まり自治体が避難勧告を出す目安とされている「土砂災害警戒情報」が発表されている地域があります。
前線が停滞するため、九州北部では9日夜にかけて局地的に雷を伴って激しい雨が降り、午前中を中心に1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降るおそれがあります。
10日朝までに降る雨の量は、いずれも多いところで九州北部と中国地方で120ミリと予想されています。
気象庁は、記録的な豪雨となっている九州北部を中心に、引き続き土砂災害に厳重に警戒するとともに、急な激しい雨による川の増水や低い土地の浸水、落雷、竜巻などの突風に十分注意するよう呼びかけています。
大雨となった地域でも雨が強まるおそれがあり、危険な場所には近づかず、避難所など安全な場所にとどまることが重要です。