法務省は、ことし
10月から、
羽田空港に
顔認証技術を
活用して、
日本人の
入国を
確認する
無人のゲートを
導入する
方針で、これにより、
入国審査官の
多くが、
急増する
外国人旅行者の
審査に
当たれるようにしたい
考えです。
日本人の
出入国の
確認には
10年前から、
事前に
指紋などを
登録した
人がパスポートを
機械にかざして、
指紋を
照合しただけで
無人でも
確認が
行われる
仕組みが
導入されています。
そして、法務省は無人で日本人の出入国を確認する新たな方法として、顔認証技術を活用した「顔認証ゲート」を導入する方針を決め、まず、ことし10月から羽田空港での日本人の入国確認に使うことにしています。
顔認証ゲートでは事前の登録が不要で、パスポートを読み取った専用の機械がパスポートに記録されている顔の画像と、その場で撮影した顔の画像を照合し、一致すればゲートが開きます。
法務省は来年度、平成30年度には羽田空港に加えて、成田空港と関西空港、それに中部空港に顔認証ゲートを設置し、日本人の出入国の確認に使う方針で、「顔認証ゲートの導入によって、入国審査官の多くが、急増する外国人旅行者の審査に当たれるようにしたい」としています。