トランプ大統領だいとうりょう ツイッターで北朝鮮きたちょうせんに再ふたたび強つよく警告けいこく

そのうえで、「キム・ジョンウン（金きむ正ただし恩おん）が異ことなる道みちを進すすむことを願ねがう」と書き込かきこみ、グアム島とう周辺しゅうへんに向むけた弾道だんどうミサイルの発射はっしゃ計画けいかくを今月こんげつ中旬ちゅうじゅんまでに完成かんせいさせると発表はっぴょうした北朝鮮きたちょうせんに対にたいして挑発ちょうはつ行為こういをやめるよう再ふたたび強つよく警告けいこくしました。

さらにトランプ大統領だいとうりょうは、アメリカ太平洋軍たいへいようぐんがツイッターに「グアムに配備はいびされているアメリカ空軍くうぐんの爆撃ばくげき機きは韓国かんこくに駐留ちゅうりゅうするアメリカ軍ぐんを支援しえんする用意よういができている」と書き込かきこんだ投稿とうこうを引用いんようし、重かさねて北朝鮮きたちょうせんをけん制けんせいしました。

トランプ大統領だいとうりょうは今月こんげつ８はち日にちに「北朝鮮きたちょうせんがアメリカを脅おどすのであれば、炎ほのおと激はげしい怒いかりに直面ちょくめんする」と発言はつげんして以降いこう、連日れんじつ、北朝鮮きたちょうせんに強つよく警告けいこくするメッセージを発はっしています。

ただ、アメリカ国内こくないでは野党やとう・民主党みんしゅとうを中心ちゅうしんに「緊張きんちょうを高たかめるだけで、誤あやまったメッセージを北朝鮮きたちょうせんに送おくっている」などと批判ひはんの声こえも出でています。

トランプ大統領だいとうりょう「私わたしが言いったことは本気ほんき」

トランプ大統領だいとうりょうは１いち１いち日にち、ツイッターに「北朝鮮きたちょうせんが愚おろかな行為こういをすれば、軍事ぐんじ的てきに解決かいけつする手段しゅだんは、今いま、完全かんぜんに整ととのっている」と投稿とうこうし、軍事ぐんじ的てきな対抗たいこう措置そちも辞じさない構かまえを示しめしました。このあと、トランプ大統領だいとうりょうは、記者きしゃ団だんに対にたいしてこのツイッターの書き込かきこみについて「私わたしの言葉ことばの重大じゅうだい性せいを北朝鮮きたちょうせんが完全かんぜんに理解りかいすることを望のぞむ。私わたしが言いったことは本気ほんきだ」と述のべました。

そのうえで「北朝鮮きたちょうせんが、グアムなどのアメリカの領土りょうどやアメリカの同盟どうめい国こくに対にたいして何なにかをしでかせば、心こころから後悔こうかいすることになる」と述のべ、北朝鮮きたちょうせんに対にたいして挑発ちょうはつ行為こういをやめるよう改あらためて警告けいこくました。

一方いっぽう、アメリカの主要しゅようメディアが北朝鮮きたちょうせんに拘束こうそくされているアメリカ人じんなどをめぐってアメリカと北朝鮮きたちょうせんが接触せっしょくを続つづけていると報ほうじたことについてトランプ大統領だいとうりょうは、「進展しんてんがあったかどうかや、接触せっしょくを続つづけているかどうかは言いわない」と述のべるにとどまりました。

独どく メルケル首相しゅしょう「外交がいこうによる解決かいけつを」

ドイツのメルケル首相しゅしょうは、１いち１いち日にちの記者きしゃ会見かいけんで、トランプ大統領だいとうりょうの北朝鮮きたちょうせんに対にたいする口調くちょうが激はげしくなっていることについて問とわれ、「激はげしい口調くちょうが問題もんだいの解決かいけつにつながるとは思おもわない。軍事ぐんじ的てきな解決かいけつではなく、国連こくれん安全あんぜん保障ほしょう理事りじ会かいで新あらたな制裁せいさい決議けつぎを採択さいたくしたように、外交がいこうによる解決かいけつが必要ひつようだ」と訴うったえました。

また、ドイツの役割やくわりについてメルケル首相しゅしょうは「軍事ぐんじ的てきな分野ぶんやではないところで、ドイツも問題もんだいの解決かいけつに向むけて積極せっきょく的てきに関かかわっていく」と述のべました。

中国ちゅうごく外務省がいむしょう「関係かんけい各国かっこくは言動げんどうを慎つつしんで」

北朝鮮きたちょうせんとアメリカが互たがいに相手あいてを強つよく威嚇いかくしていることについて中国ちゅうごく外務省がいむしょうの耿爽報道ほうどう官かんは１いち１いち日にち、コメントを発表はっぴょうし、「現在げんざい、朝鮮ちょうせん半島はんとう情勢じょうせいは、複雑ふくざつかつ敏感びんかんであり、関係かんけい各国かっこくは言動げんどうを慎つつしみ、緊張きんちょう緩和かんわの助たすけとなることをするよう望のぞむ。緊張きんちょうをエスカレートさせるような道みちを歩あゆむべきではない」として、米べい朝ちょう双方そうほうに強つよく自制じせいを求もとめました。

こうしたなか中国ちゅうごく共産きょうさん党とうの機関きかん紙し「人民日報じんみんにっぽう」の傘下さんかの新聞しんぶん「環たまき球だま時報じほう」は１いち１いち日にちの社説しゃせつで、「もし北朝鮮きたちょうせんがアメリカの領土りょうどを脅おびやかすミサイルを発射はっしゃして、アメリカの報復ほうふくを招まねいても、中国ちゅうごくは中立ちゅうりつの立場たちばを保たもつべきだ」と主張しゅちょうしました。一方いっぽうで、アメリカと韓国かんこくが北朝鮮きたちょうせんの体制たいせいの転覆てんぷくを試こころみた場合ばあいには「中国ちゅうごくは断固だんことしてそれを阻止そしすべきだ」と訴うったえました。

ロシア外相がいしょう「危険きけん性せいは非常ひじょうに高たかい」

ロシアのラブロフ外相がいしょうは１いち１いち日にち、中部ちゅうぶのウラジーミル州しゅうで行おこなわれた若者わかものとのフォーラムに参加さんかした際さい、アメリカと北朝鮮きたちょうせんとの間まで激はげしい言葉ことばの応酬おうしゅうが続つづいていることについて、「強つよく懸念けねんしている」と述のべました。さらにラブロフ外相がいしょうは、アメリカと北朝鮮きたちょうせんが軍事ぐんじ衝突しょうとつする可能かのう性せいについて質問しつもんを受うけたのに対にたいし、「危険きけん性せいは非常ひじょうに高たかい」と答こたえたうえで、「けんかになりそうな状況じょうきょうでは、より強つよくより賢かしこい者ものが危険きけんから離はなれる第だい１いち歩ほを踏み出ふみだすべきだ」と述のべ、アメリカに対にたいし事態じたいの沈静ちんせい化かに向むけた行動こうどうをとるよう促うながしました。

国連こくれん報道ほうどう官かん「緊張きんちょう緩和かんわに集中しゅうちゅうを」

アメリカと北朝鮮きたちょうせんの激はげしい言葉ことばの応酬おうしゅうについて、国連こくれんのデュジャリック報道ほうどう官かんは、１いち１いち日にちの定例ていれい記者きしゃ会見かいけんで、グテーレス事務じむ総長そうちょうの対応たいおうを問とわれ「事務じむ総長そうちょうは懸念けねんを持もち続つづけている。すべての当事者とうじしゃに対にたいし、緊張きんちょう緩和かんわに向むけた取り組とりくみに集中しゅうちゅうするよう求もとめる」と答こたえました。そして「事務じむ総長そうちょうは北朝鮮きたちょうせんによるミサイル発射はっしゃを非難ひなんしているが、今こん重視じゅうしすべきは外交がいこう的てきなアプローチと緊張きんちょう緩和かんわだ」と述のべて、対話たいわの再開さいかいに向むけた努力どりょくを呼よびかけました。