国のNEDOとIHIという会社は、鹿児島県の口之島の近くで、海の流れの力を利用して電気を作る実験を14日から行いました。
口之島の海には黒潮という流れがあります。実験では、海の中の深さ20m〜50mの所に置いた大きなタービンが黒潮の強い力で回って、30kWまでの電気を作ることに成功しました。海の流れの力で電気を作ったのは世界で初めてです。
流れる力が強い黒潮を利用したら、太陽の光を利用するよりうまく電気を作ることができると言われています。NEDOとIHIは、どのくらいお金がかかるかなど調べて、2020年には電気を作り始めたいと考えています。
IHIは「口之島の海は、流れの強さや方向があまり変わらないので、詳しく調べて電気をたくさん作りたいです」と話していました。