29日午前、
北海道平取町の
幌尻岳で
沢登りに
訪れていた
60代と
70代の
男性3人が
川に
流されました。
3人は
救助され
病院に
運ばれましたが、いずれも
死亡が
確認されました。
29日午前11時前、
北海道平取町の
幌尻岳で「
下山していた
3人が
川に
流された」と
山荘の
管理人から
消防に
通報がありました。
警察によりますと、川に流されたのは、60代の男性2人と70代の男性1人の合わせて3人で、その後、相次いで救助され病院に運ばれましたが、いずれも死亡が確認されました。3人とも死因は溺死だということです。
3人は沢登りのため、ほかの5人の仲間とともに、広島や山口から訪れていたということです。現場は平取町内の登山口から徒歩で2時間余り山に入った辺りで、警察によりますと、川は28日から降り続いた雨で増水していたと見られています。
また、町役場の担当者が山荘の管理人から聞き取った話では、3人は下山するため仲間と一緒に登山道を歩いていて川に流されたということです。
警察が、身元の確認を進めるとともに当時の詳しい状況を調べています。
当時の気象状況は
札幌管区気象台によりますと、幌尻岳に近い平取町旭の観測地点では、29日未明から雨が降り始め、午前10時までの10時間に31ミリの雨が降ったということです。