アメリカの
大手おもちゃ
販売チェーン、
トイザらスがネット
通販に
顧客を
奪われて
経営不振に
陥り、
破産手続きの
申請を
選択肢の
一つとして
検討していることがわかりました。アメリカの
複数のメディアは
6日、
トイザらスが
負債を
整理するために
大手法律事務所と
契約を
結び、
経営再建に
向けた
選択肢の
一つとして
破産手続きの
申請を
検討していると
伝えました。
トイザらスは、アメリカ国内だけでも800店舗以上を展開する大手おもちゃ販売チェーンで、巨大な店内に大量のおもちゃをそろえ、例年クリスマス商戦の時期は多くの家族連れで賑わっています。
しかし、ここ数年はアマゾン・ドット・コムをはじめとするネット通販に顧客を奪われて売り上げの減少に歯止めがかからず、おととしの年末にはニューヨークのタイムズスクエアにあった旗艦店の閉店を迫られました。
トイザらスはNHKの取材に対し、「来年返済期限を迎える負債に対処するため、さまざまな選択肢を検討している」とコメントしています。
アメリカでは去年、大手スポーツ用品店のスポーツオーソリティが経営破綻したほか、メイシーズやシアーズといった大手デパートが大量の店舗閉鎖を進めていて、ネット通販以外の小売企業の苦境が鮮明になっています。