政府は
弾道ミサイルが発射された
際に
発信する
緊急情報をめぐって、
改善を
求める
意見が
出されたことから、ミサイルが
上空を
通過する
場合に、
警戒が
必要な
地域名とミサイルが
向かった
方向などを
伝えるなど、
発信するメッセージの
文言を
見直しました。
政府は
先月、
北朝鮮が
日本上空を
通過する
弾道ミサイルを
発射した
際に、
Jアラート=全国瞬時警報システムを使って
避難などを
呼びかける
緊急情報を
発信しましたが、「どこに
避難したらいいかわからない」などと
改善を
求める
意見が
出されました。
これを受けて、政府は弾道ミサイルが発射された際に発信するメッセージの文言を見直しました。
具体的にはミサイルが上空を通過する場合、従来は緊急情報を発信した地域を対象に「この地域の上空を通過した模様だ」としていましたが、例えば「北海道地方から太平洋へ通過した模様だ」などと、警戒が必要な地域名とミサイルが向かった方向を入れることにしました。
またミサイルが日本に飛来するおそれがある場合に最初に発信するメッセージについても「頑丈な建物や地下に避難して下さい」という文言から「建物の中または地下に避難して下さい」と改めました。
政府はこうした変更を都道府県に通知するとともに、内閣官房のウェブサイトにも記載していて、引き続き運用の改善に努めることにしています。