Japanese News: 避難指示解除で７年ぶりの稲刈り福島南相馬

原発げんぱつ事故じこに伴ともなう避難ひなん指示しじが解除かいじょされたことから、ことしコメ作づくりが再開さいかいされた福島ふくしま県けん南みなみ相馬そうま市し小高こたか区くで、７なな年ねんぶりに稲刈いねかりが行おこなわれました。去年きょねん７月しちがつに原発げんぱつ事故じこに伴ともなう避難ひなん指示しじが解除かいじょされた南みなみ相馬そうま市し小高こたか区くでは、実証じっしょう栽培さいばいを通をつうじて安全あんぜん性せいが確認かくにんされたとして、ことしコメ作づくりが再開さいかいされました。

このうち上浦かみうら地区ちくでは、地域ちいきの農家のうかが設立せつりつした農業のうぎょう法人ほうじんが、およそ９きゅうヘクタールの田たんぼで県けんのオリジナル品種ひんしゅ「天てんのつぶ」を栽培さいばいしていて、２に日にちから大型おおがたのコンバインを使つかって黄金おうごん色しょくに実みのった稲いねの刈り取かりとり作業さぎょうを始はじめました。

東北とうほく農政のうせい局きょくによりますと、ことしの福島ふくしま県内けんないのコメの作柄さくがらは平年へいねん並なみということですが、夏なつの低温ていおんや日照にっしょう不足ふそくの影響えいきょうで成熟せいじゅくが不十分ふじゅうぶんなものもあるということです。このため農業のうぎょう法人ほうじんでは、収穫しゅうかくしたコメを品質ひんしつに応おうじて選別せんべつし、その後そのご、放射ほうしゃ性せい物質ぶっしつ検査けんさを行おこなって宮城みやぎ県けんの業者ぎょうしゃに出荷しゅっかすることにしています。