去年、
神奈川県で
開かれた
マリンスポーツ大会で、
主催者から
配られた
Tシャツを
着た
選手らおよそ
100人が
肌がかぶれるなどの
被害が
出ていたことがわかり、
警察は、
Tシャツに
使用された
薬品が
原因だったとして、
薬品を
販売した
京都市の
染色剤製造会社の
社員を
業務上過失傷害の
疑いで
12日にも
書類送検する
方針を
固めました。
去年9月、
神奈川県茅ヶ崎市で
開かれた
マリンスポーツの
国際大会で、
参加した
選手やスタッフおよそ
100人が、
主催者から
配られた
Tシャツを
着て、
肌がかぶれるなどの
被害が
相次ぎました。
警察が捜査を進めたところ、Tシャツの製作過程で色の仕上がりをよくするために使用された薬品が原因だったことがわかったということです。この薬品は刺激性があり、工場の床などの洗浄に使われているということです。
警察は、京都市にある染色剤製造会社の社員2人が、安全性を十分に確認しないままこの薬品を別の会社に販売し、Tシャツに使用されたとして、12日にも業務上過失傷害の疑いで書類送検する方針を固めました。
京都市の染色剤製造会社はNHKの取材に対し、「安全性を十分に確認せずに販売してしまい、被害にあわれた方や大会の関係者に心からおわびしたい」と話しています。