携帯電話各社が
顧客を
増やすことを
優先し、
長期の
契約者を
優遇していないと
指摘される
中、「
NTTドコモ」は、
4年以上契約している
人を
対象に、
料金負担を
実質的に
減らす
新たなサービスを
始める
方針を
固めました。
携帯電話の
大手各社が
他社からの
乗り換えを
優先し、
長期の
契約者が
恩恵を
受けていないとして、
総務省は
各社に
料金などの
見直しを
求めてきました。
こうした中、関係者によりますと、NTTドコモは、4年以上続けて契約している人向けの新たなサービスを来年5月に始める方針を固めました。
現在は、すべての契約者に対し、端末の購入代金やコンビニや飲食店での支払いに使える「dポイント」を毎月、利用料金の1%付与していますが、この割合を、4年以上の契約者は2%、10年以上は4%、15年以上は5%に引き上げます。
さらに、すでに行っている長期契約者への割り引きサービスは、料金の割り引きの代わりにdポイントを受け取る形を選ぶと、実質的な値引き額が増えるように改めます。
こうして、長期契約者の料金負担を実質的に減らすとともに、ポイントサービスによる顧客の囲い込みを強化したい考えです。
長期契約者を対象にしたポイントサービスの強化は、KDDIやソフトバンクも始めていて、今回のドコモで大手3社が出そろい、競争がさらに激化することも予想されます。