安倍総理大臣は、
今回の
衆議院選挙を
受けて
自民党本部で
記者会見し、
安定した
政治基盤で、
着実に
成果を
挙げていきたいとしたうえで、
今後も
謙虚に
政権運営を
進めていく
考えを
強調しました。
一方、
憲法改正について、
党としての
具体的な
条文の
案を
示したいとしたうえで、
野党も
含め
幅広い
合意を
得るために
努力していく
考えを
強調しました。この
中で、
安倍総理大臣は、
今回の
衆議院選挙について「
目標を
大きく
上回る
支持を
得ることができ、『
安定した
政治基盤で、これから
政治を
前に
進めよ』と
力強く
背中を
押してもらえた」と
述べました。
そして、公明党の山口代表と改めて政権合意を結んだことを踏まえ、「強固な連立政権の下で、経済政策や外交・安全保障政策を進めていく。選挙で訴えた政策を1つ1つ実行し、結果を出していく」と強調しました。
一方、安倍総理大臣は、憲法改正について、「スケジュールありきではなく、今後、公約に掲げた4つの項目について、党内で具体的な条文の検討、議論を深め、党としての案を国会の憲法審査会に提案したい」と述べました。そのうえで、「与党で3分の2の議席をいただいたが、与党だけでなく、野党とも幅広い合意を形成することが必要であり、国民投票で過半数の賛成を得るべく、国民的な理解を得るよう努力していきたい」と述べ、野党も含め幅広い合意を得るために努力していく考えを強調しました。
また、安倍総理大臣は、森友学園や加計学園をめぐる問題などで、内閣支持率が一時下落したことも踏まえ、「国民からより一層厳しいまなざしが注がれることを、すべての与党議員が強く意識しなければならない。今まで以上に謙虚な姿勢で、真摯(しんし)な政権運営に全力を尽くさなければならない」と述べました。
さらに安倍総理大臣は、第4次安倍内閣の閣僚人事と自民党の役員人事について、「まだ選挙が終わったばかりであり、これからよく考えたい」と述べるにとどめました。