内閣府が15日に発表したことし4月から6月までのGDPの速報値は、物価の変動を除いた実質の伸び率が前の3か月と比べてプラス1.5%となりました。
これが1年間続いた場合の年率に換算するとプラス6.0%で、3期連続のプラスです。
主な項目をみると、「輸出」は前の3か月と比べて3.2%のプラスでした。
半導体不足の緩和で自動車の輸出が伸びたほか、統計上「輸出」に計上される外国人旅行者によるいわゆるインバウンド需要が増加しました。
一方、「個人消費」は、新型コロナの5類への移行で旅行や外食などサービス消費は増えたものの、長引く物価上昇の影響もあってマイナス0.5%となりました。
また、企業の「設備投資」がプラス0.03%とほぼ横ばいの水準にとどまったほか、「住宅投資」はプラス1.9%でした。