NASA(アメリカ航空宇宙局)の火星着陸機インサイトのデータから、火星の自転が年に4ミリ秒角ずつ加速していることがわかりました。これは火星の1日が年に1ミリ秒足らず短くなっていることに相当します。
戻ってきた信号から、ドップラー効果によって生じる周波数のわずかな変化を測定することで、火星の自転速度の変化が決定されました。今回の研究では、インサイトの900火星日分のデータが調査されました。
加速の理由ははっきりしていません。ただ研究チームはその理由について、極冠への氷の蓄積などいくつかのアイデアがあるとのことです。