
専門家「感染状況 早いペースで悪化の可能性」

また、インドで確認された「L452R」の変異があるウイルスについて「都内で増加の兆しが見受けられ、今後、急速な置き換わりが懸念される」と述べ、警戒が必要だと呼びかけました。
「新型コロナウイルスに感染していることはないか」と記者団から聞かれると「少なくとも私は聞いていない」と述べました。
これに対して賀来特任教授は、高齢者の感染が減っていることなどを踏まえ「新たな感染者の中身が変わってきている。感染状況を踏まえて今しばらく傾向を見定める必要がある」と述べました。 また、黒沼靖総務局長は「総合的に都として判断する。行政だけで判断するのではなく専門家の助言をいただきながら判断していく。現時点では今しばらく状況をみていきたい。ただ非常に憂慮、懸念をしている」と述べました。 どのような状況になったら判断するかについて、具体的な言及はありませんでした。
▽千葉県内では新たに92人の感染が確認され、1週間ぶりに感染者の発表が100人を下回りましたが、1週間前の火曜日より18人増加しました。 ▽埼玉県内では76人の感染確認で、1週間前の火曜日と比較すると17人減りました。 また ▽神奈川県内では181人の感染が確認されました。1日に発表される感染者の数は28日に続いて200人を下回りましたが、1週間前の火曜日より18人増え、4日連続で前の週の同じ曜日を上回っています。
▽海の家以外での飲酒をしないことや ▽大声にならないよう音楽機器の音量は下げること それに ▽密集につながる大型のテントは使用しないこと などが書かれています。 また、医療関係者の負担を増やすことがないよう ▽水難事故の防止や ▽熱中症を予防することなども呼びかけています。 藤沢市観光課の木村嘉文課長は「コロナ禍で海水浴場を開設しても感染者を増やさないということが重要です。両立できるようにルールを守っていただきたい」と話していました。 藤沢市内にある片瀬東浜海水浴場と片瀬西浜・鵠沼海水浴場は来月3日に、辻堂海水浴場は来月17日に開かれる予定です。
一方で「宣言を漫然とお願いしただけで本当に夜間の滞在人口が減るのかも考えなければならない。前回の宣言を解除してまだ日がたっていないので、またすぐに出すことが効果としてどうなのかよく分析しないといけない」とも述べ、宣言を出す場合には、夜間の人出を減らすなどの十分な効果が得られるかも含め考える必要があるという認識を示しました。
多羅尾副知事「新規陽性者増加とまらず 予断を許さない」
感染状況悪化“酒の提供全面停止の要請” 具体的な言及なし
東京周辺では…? 千葉 神奈川は前週の同じ曜日比↑
海水浴場開設で看板設置 神奈川・藤沢
田村厚労相“必要あれば東京に再び宣言も”