6月から市内の仮設住宅で暮らしている60代の女性は「外を出るときは日傘とこまめな水分補給に気をつけています。夏本番を迎えるのが不安です」と話していました。
また、地震で倒壊した家屋の解体作業にあたる人たちも熱中症対策のためこまめに水分補給を行っていました。
珠洲 最高気温27.9度 避難所にエアコン搬入などの作業進む
能登半島地震で大きな被害を受けた石川県珠洲市では冷房設備の無い避難所にエアコンなどを搬入する作業が進められています。
石川県珠洲市では、13日午前11時までの最高気温が27.9度と、すでに「夏日」になっています。
暑さが本格化する中、珠洲市では冷房設備が無い市内15の避難所に大型の業務用エアコンや冷風機を搬入する作業が進められています。
13日は18人が避難している蛸島小学校にある体育館にエアコン6台が搬入されました。
この避難所では、これまで窓やドアを開けるなどして暑さをしのいでいたということです。
地震発生直後からこの避難所に避難している洲崎普美代さんは「ここ最近暑くなってきて高齢の方の熱中症が心配なので、熱中症を防いだり健康管理をしたりするためにもエアコンがあると助かります」と話していました。
石川県内では12日、70代の女性など4人が熱中症の疑いで病院に搬送されています。
避難所や仮設住宅など慣れない環境で生活をしている場合は特に、熱中症対策を徹底するようにしてください。