今年1月の能登半島地震について、被害を受けた石川県輪島市と珠洲市の市長が経験を話す会が東京でありました。日本のいろいろな所の市長などが130人ぐらい集まりました。
輪島市の市長は、携帯電話が利用できなくなって、市の職員と連絡ができなかったと話しました。役所に人工衛星を使った衛星電話をもっと準備しておくことが必要だったと言いました。避難所でトイレが汚れて、ウイルスなどで病気が広がったことや、多くのお年寄りが災害のときのいつもと違うトイレの使い方がわからなかったことなども話しました。
話を聞いた埼玉県草加市の市長は「避難所をきれいにしておくことが難しいという話を聞いて、避難所でどんなことをする必要があるのかをしっかり考えておこうと思いました」と話しました。