警察に対し、複数の留学生は「停車してから5分から10分程度で追突された」と話しているということです。
警察は、死亡した3人は点検中に後ろから突っ込んできたトラックにはねられるなどしたとみて、詳しい経緯を調べています。
16日午後7時ごろ、仙台市の「仙台宮城インターチェンジ」から東北自動車道にのり、40人は全員、岩手県一関市のアルバイト先に向かっていました。 一方、大型トラックは青森県青森市に本社を置く運送会社の八戸営業所に所属していて、30代の男性が運転し、仙台市から八戸市に戻る途中でした。 午後8時ごろ、バスは宮城県栗原市の東北自動車道下り線の若柳金成インターチェンジと金成パーキングエリアの間を走行中、片側2車線のゆるやかな右カーブで進行方向の左側にある路肩付近に停車しました。 警察によりますと、エンジントラブルで白い煙が出たためだということです。 路肩の幅はおよそ2.9メートル、バスの幅はおよそ2.5メートルでしたが、路肩のどの部分に停車したのかは分かっていないということです。 停車したあと全員がバスの外に出て、このうち留学生38人はバスの左側の路肩部分に集まっていたということです。 ただ、運転手の女性とネパール人の留学生2人が一緒にバスの後部に回り込み、エンジンの点検をしていたということです。 警察によりますと、なぜ留学生2人が関わっていたかは分からないということです。 現場にいた複数の留学生は警察に対し、「バスはハザードランプをつけて停車していた」と説明しているということです。 さらに「停車してから5分から10分程度で追突された」と話しているということです。 警察によりますと、現場は日中は見通しは悪くないということですが、夜間は照明も少ない場所だということです。
留学生たちは、日本で学びながら働きたい留学生と、企業をマッチングする派遣会社に登録していました。 派遣会社などによりますと、40人の留学生は、いずれも20代のネパール人39人と、バングラディシュ人1人で、仙台市内に住み、自動車整備を学ぶ専門学校や日本語学校などに在籍しているということです。 16日夜は、住宅設備大手の「LIXIL」の岩手県一関市にある工場に派遣され、午後9時から翌朝6時まで窓枠を組み立てる業務にあたる予定でしたが、仙台市内からバスで向かっている途中で事故に遭ったということです。
事故の状況は
バスの乗客 外国人留学生たちは