ユーチューブの動画のレコメンドのアルゴリズムが、子どもたちを銃や学校での銃乱射事件の動画に誘導していることが明るみに出た。
同社のエンジニアリング担当副社長Cristos Goodrowは2021年に「責任あるレコメンデーションを最優先している」と述べ、ユーチューブのアルゴリズムが視聴者を過激なコンテンツに誘導することはないと述べていた。しかし、非営利組織(NPO)の Campaign for Accountabilityの透明性プロジェクトによると、これは事実ではないという。
研究チームは、9歳の少年2人と14歳の少年2人を装った4つのアカウントを作成し、アカウントごとに異なるゲーム動画のプレイリストを作成した。低年齢のアカウントでは、Robloxやレゴ・スター・ウォーズなど、高年齢のアカウントでは『グランド・セフト・オート』やその他のシューティング系のゲームの動画を含めていた。
研究者はその後、ユーチューブがレコメンドする動画をログに記録し、分析した。その結果、4人全員に銃撃や武器に関するコンテンツがプッシュされたことが判明した。