マツタケの全遺伝情報の解読成功千葉の研究所などのグループ - Easy News

高級こうきゅう食材しょくざいとして知しられるマツタケのすべての遺伝いでん情報じょうほうの解読かいどくに初はじめて成功せいこうしたと、千葉ちば県けんにある「かずさDNA研究所けんきゅうじょ」などのグループが発表はっぴょうしました。人工じんこう栽培さいばいや種たねの保全ほぜんにつながる成果せいかだとしています。

マツタケの遺伝いでん情報じょうほうを解読かいどくしたのは「かずさDNA研究所けんきゅうじょ」の白澤しらさわ健太けんた室長しつちょうなどのグループで、DNA研究けんきゅうに関にかんする国際こくさい的てきな科学かがく雑誌ざっしに報告ほうこくしました。

研究けんきゅうグループは、1度どに長ながい配列はいれつを解析かいせきできる新あらたな技術ぎじゅつを使つかって、マツタケの遺伝いでん情報じょうほうをすべて解読かいどくすることに初はじめて成功せいこうしました。

解読かいどくの結果けっか、マツタケには、染色せんしょく体たいが13本ほん、塩基えんき対たいと呼よばれる遺伝いでん情報じょうほうを伝つたえる2つひと組くみになった物質ぶっしつがおよそ1億おく6000万まんあり、形かたちや味あじ、香かおりなど、性質せいしつを決きめるのに関かかわる遺伝子いでんしがおよそ2万まん2000個こあることがわかったということです。

マツタケはIUCN＝国際こくさい自然しぜん保護ほご連合れんごうが絶滅ぜつめつ危惧きぐ種しゅに指定していしていて、研究けんきゅうグループは遺伝いでん情報じょうほうをもとにマツタケが育そだつ際さいに必要ひつような物質ぶっしつや、特有とくゆうの香かおりや味あじを生み出うみだす遺伝子いでんしを特定とくていすることができれば人工じんこう栽培さいばいの実現じつげんや種たねの保全ほぜんにつながるとしています。