ロシアのプーチン大統領は10日までに、今年の年初以降の国内の原油生産量は前年比で3.5%増を記録したと発表しました。
ロシア国営のタス通信によると、政府関連会合で述べました。天然ガスの生産量は1〜5月に減ったものの、わずか2%の落ち込み幅だったとも主張しました。
プーチン氏はまた、国内企業に対しロシア産原油の禁輸措置と欧州連合(EU)による新たな制裁案に対処する準備を整えるよう警告しました。EUは今年5月、ロシアから調達する原油の90%を締め出すことで合意していました。
プーチン大統領は、西側諸国はほかの国に対しエネルギー源の生産増大を強いることを試みているとし、「ロシアの市場は安定しており、大きな混乱は起こりえない」とも述べました。