Japanese News: 新型コロナの感染者 10万人超 “診察受けられず”病床ひっ迫も

新型しんがたコロナの感染かんせん者しゃの発表はっぴょうは15日にち、ことし2月つき以来いらい、全国ぜんこくで10万まん人にんを超こえました。

感染かんせんが急速きゅうそくに広ひろがる中なか、新型しんがたコロナの感染かんせんが疑うたがわれても、すぐに診察しんさつを受うけられなかったり、救急きゅうきゅうの受け入うけいれ要請ようせいが急増きゅうぞうし、病床びょうしょうがひっ迫ひっぱくする状態じょうたいになっています。

現場げんばの状況じょうきょうと、政府せいふの対応たいおう、そして全国ぜんこくの感染かんせん状況じょうきょうをまとめました。

各地かくちから心配しんぱいや懸念けねんの声こえ

2年ねんぶりに酒類しゅるいを提供ていきょうしているビアガーデンでは、今後こんごの感染かんせん者しゃの動向どうこうを懸念けねんする声こえがあがっています。

東京とうきょう・港みなと区くのホテルが運営うんえいするビアガーデンは、感染かんせん対策たいさくとして来店らいてん時じの検温けんおんや手て指ゆびの消毒しょうどくを徹底てっていしているほか、600席せきある座席ざせきを320席せきまで減へらしてテーブルどうしの間隔かんかくを通常つうじょうの2倍ばい程度ていどに広ひろげています。

7月つき1日にちのオープン以降いこう、週末しゅうまつを中心ちゅうしんに多おおくの客きゃくでにぎわっているということで、ビアガーデンでは夏なつ本番ほんばんに向むけてさらなる集客しゅうきゃくに期待きたいを寄よせる一方いっぽうで、東京とうきょう都とでは新型しんがたコロナの新規しんき感染かんせん者しゃ数すうが4日にち連続れんぞくで1万まん人にんを超こえており今後こんごの感染かんせん状況じょうきょうを懸念けねんせざるを得えないといいます。

ビアガーデンを運営うんえいする東京とうきょうプリンスホテル料飲りょういん部門ぶもんの海老原えびはら正ただし寿ことぶき支配しはい人じんは「楽たのしみにしてくださる方ほうも多おおくいらっしゃるので、感染かんせん対策たいさくを徹底てっていしてできる限かぎり営業えいぎょうを続つづけたい」と話はなしていました。

また、関西かんさい有数ゆうすうの観光かんこう地ちとして知しられる和歌山わかやま県けん白浜しらはま町まちでは、新型しんがたコロナウイルスの感染かんせん拡大かくだいで夏なつの観光かんこうシーズンへの影響えいきょうを心配しんぱいする声こえが上あがってます。

町内ちょうないの老舗しにせの温泉おんせん旅館りょかんでは、現時点げんじてんでは7月つきと8月つきの宿泊しゅくはく予約よやくはいずれも前まえの年としを上回うわまわっているということで、通常つうじょうの感染かんせん予防よぼうに加くわえて宿泊しゅくはく者しゃが発熱はつねつした場合ばあいに備そなえて、隔離かくりできる部屋へやを複数ふくすう確保かくほするなどの対策たいさくをとっています。

しかし、このまま感染かんせん拡大かくだいが続つづけば予約よやくのキャンセルが増ふえかねないと懸念けねんしています。

旅館りょかんのおかみ、沼田ぬまた弘美ひろみさんは「緊急きんきゅう事態じたい宣言せんげんが出でたときのように大おおきな影響えいきょうは出でていませんが、少すこしずつキャンセルの連絡れんらくは入はいってきています。第だい7波はは心配しんぱいです」と話はなしていました。

岸田きしだ首相しゅしょう「行動こうどう制限せいげんせず社会しゃかい経済けいざい回復かいふくを」

全国ぜんこく的てきな新型しんがたコロナの感染かんせん再さい拡大かくだいを受うけて、きょう政府せいふの対策たいさく本部ほんぶが開ひらかれ、岸田きしだ総理そうり大臣だいじんは、現時点げんじてんでは新あらたな行動こうどう制限せいげんは行おこなわず、最大限さいだいげんの警戒けいかいを続つづけながら社会しゃかい経済けいざい活動かつどうの回復かいふくに向むけた取り組とりくみを進すすめていく方針ほうしんを示しめしました。

対策たいさく本部ほんぶでは、全国ぜんこく的てきな感染かんせんの再さい拡大かくだいを受うけて、夏休なつやすみの帰省きせいで高齢こうれい者しゃに会あう場合ばあいなどの事前じぜんの検査けんさや、密閉みっぺいされた空間くうかんの効果こうか的てきな換気かんきの実施じっしを求もとめることなどを盛り込もりこんだ基本きほん的てき対処たいしょ方針ほうしんの変更へんこうを決定けっていしました。

岸田きしだ総理そうり大臣だいじんは「医療いりょう体制たいせいを維持いじ・強化きょうかしながら引き続ひきつづき最大限さいだいげんの警戒けいかいを保たもちつつ、社会しゃかい経済けいざい活動かつどうの回復かいふくに向むけた取り組とりくみを段階だんかい的てきに進すすめていく。まずは強化きょうかされた対たい応力おうりょくを全面ぜんめん的てきに展開てんかいし、新あらたな行動こうどう制限せいげんは現時点げんじてんでは考かんがえていない」と述のべました。

後藤ごとう厚あつし労相ろうしょう「対象たいしょうを拡大かくだい 4回かい目め接種せっしゅ進すすめる」

また、政府せいふは現在げんざい、60歳さい以上いじょうの人ひとなどに行いっている新型しんがたコロナワクチンの4回かい目め接種せっしゅの対象たいしょう範囲はんいを、医療いりょう従事じゅうじ者しゃと高齢こうれい者しゃ施設しせつのスタッフなどにも拡大かくだいする方針ほうしんです。

これについて、後藤ごとう厚生こうせい労働ろうどう大臣だいじんは、閣議かくぎのあとの記者きしゃ会見かいけんで「来週らいしゅう22日にちに開催かいさい予定よていの厚生こうせい科学かがく審議しんぎ会かいで議論ぎろんし、了承りょうしょうされれば、速すみやかに必要ひつような手続てつづきを行おこない、新あらたな対象たいしょう者しゃに対にたいする4回かい目め接種せっしゅを進すすめたい」と述のべました。

なかなか診察しんさつ受うけられない…「助たすけて」「薬くすりがほしい」

東京とうきょう都内とないの15日にちの感染かんせん確認かくにんは、前まえの週しゅうより1万まん人にん以上いじょう増ふえ、1万まん9059人にんとなり、急激きゅうげきな感染かんせん拡大かくだいが続つづいています。

都内とないに住すむ50代だいの女性じょせいは感染かんせんが疑うたがわれたあとも医療いりょう機関きかんを予約よやくできず、新型しんがたコロナの陽性ようせいと診断しんだんされるまでに発熱はつねつから3日にちかかったといいます。

女性じょせいは、中学生ちゅうがくせいの息子むすこの陽性ようせいが確認かくにんされた翌日よくじつの7月つき9日にち、自身じしんも発熱はつねつしたため市販しはんの薬くすりを飲のんで寝ねたものの、明け方あけがたに苦くるしくなって目覚めざめると39度ど6分ふんまで熱ねつが上あがっていたといいます。

朝あさを待まって、都との発熱はつねつ相談そうだんセンターに電話でんわして専門せんもんの機関きかんに病院びょういんを複数ふくすう紹介しょうかいしてもらったものの電話でんわがつながらない状況じょうきょうが続つづき、家族かぞくも病院びょういんを探さがしてくれましたが忙いそがしくて診みられないと断ことわられ、次第しだいに熱ねつは40度どを超こえ午後ごごには意識いしきがもうろうとしてきたということです。

翌日よくじつの11日にちも、発熱はつねつ外来がいらいなどに電話でんわをかけましたが予約よやくがいっぱいで診みてもらえず、熱ねつが出でてから3日にち後ごの7月つき12日にちに、子こどものかかりつけ医いの紹介しょうかいでようやく診察しんさつを受うけられ陽性ようせいと診断しんだんされました。

女性じょせいは自身じしんの症状しょうじょうについて「熱ねつがすごくてインフルエンザの一番いちばんつらいときが一気いっきに来きたような感かんじで、全身ぜんしんが痛いたくトイレにも行いけないような状況じょうきょうで、自分じぶんが思おもっていたコロナのイメージと違ちがいました。ワクチンも打うっているのにこんなに症状しょうじょうが出でるんだと不安ふあんな気持きもちになりました」と話はなしていました。

なかなか診察しんさつを受うけられなかったことについて「『助たすけて』『薬くすりが欲ほしい』と本当ほんとうにそれだけでした。今いまの日本にっぽんでは相談そうだんセンターもたくさんありすぐに病院びょういんを紹介しょうかいしてもらえて安心あんしんしたのに、その先さきの病院びょういんにまったくつながらないので愕然がくぜんとしました。自分じぶんでなんとかしないといけないんだと思おもいました」と話はなしていました。

“受診じゅしんする患者かんじゃ” “ワクチン接種せっしゅの希望きぼう” 急増きゅうぞう

対応たいおうに追おわれる医療いりょう現場げんば。

新型しんがたコロナの感染かんせんの急きゅう拡大かくだいを受うけて千葉ちば市し稲毛いなげ区くのクリニックでは、6月つきは新型しんがたコロナの感染かんせん確認かくにんが1日にちに2人にんから3人にん程度ていどでしたが7月つきに入はいってから急増きゅうぞうしています。

15日にちは午前ごぜん中ちゅう、発熱はつねつ外来がいらいを訪おとずれた50人にんのうち、4割わりを超こえる22人にんの感染かんせんが確認かくにんされました。

クリニックによりますと比較的ひかくてき症状しょうじょうが軽かるい患者かんじゃが多おおかった第だい6波はと比くらべて、高熱こうねつや強つよいけん怠けんたい感かんを訴うったえる患者かんじゃが多おおくなっているということです。

また、4回かい目めのワクチンの接種せっしゅを希望きぼうする人ひとも急増きゅうぞうし、多おおい日ひには1日にち100人にん分ぶんの予約よやく枠わくを設もうけていますが、すでに7月つき24日にちまで埋うまっていて、新あらたな予約よやくを受うけにくくなっているということです。

「稲毛いなげサティクリニック」の河内かわうち文雄ふみお医師いしは「逃げ出にげだしたいくらいの忙いそがしさになっている。行動こうどう制限せいげんがない状況じょうきょうなので、マスクや手洗てあらいなど改あらためて感染かんせん対策たいさくを徹底てっていしてほしい」と話はなしていました。

コロナ専用せんよう病床びょうしょう8割わり埋うまるひっ迫ひっぱくした状態じょうたい

東京とうきょう都内とないの病院びょういんでは救急きゅうきゅうの受け入うけいれ要請ようせいが通常つうじょうのおよそ2倍ばいに増ふえ、コロナ専用せんよう病床びょうしょうの8割わりが埋うまるなど、ひっ迫ひっぱくした状態じょうたいとなっています。

東京とうきょう北きた区くの東京とうきょう北きた医療いりょうセンターは新型しんがたコロナの専用せんよう病床びょうしょうを41床しょう確保かくほして、中等ちゅうとう症しょうを中心ちゅうしんに患者かんじゃを積極せっきょく的てきに受け入うけいれています。

6月つき中旬ちゅうじゅんの時点じてんで埋うまっていた病床びょうしょうは、疑似ぎじ症しょうの患者かんじゃも含ふくめて10床しょう程度ていどでしたが、先週せんしゅうから急増きゅうぞうし、14日にち時点じてんでは、すでに34床しょうが埋うまり病床びょうしょうの使用しよう率りつは8割わりを超こえています。

入院にゅういん患者かんじゃは高齢こうれい者しゃや子こども、妊婦にんぷが多おおく、熱ねつやせき、のどの痛いたみなどを訴うったえる人ひとが多おおいということです。ただ、酸素さんそ吸入きゅうにゅうが必要ひつようになるなど重症じゅうしょう化かするケースは、今いまのところ多おおくないということです。

また、救急きゅうきゅうの受け入うけいれ要請ようせいも一いち日にち40件けんから50件けん程度ていどと、今週こんしゅうに入はいってから通常つうじょうのおよそ2倍ばいに急増きゅうぞうしていて、このうち半数はんすう程度ていどがコロナの疑うたがいのある患者かんじゃや自宅じたく療養りょうよう者しゃだということです。

都心としん部ぶや多摩たま地域ちいきなど遠方えんぽうからの要請ようせいもありますが、病床びょうしょうが埋うまりつつあるため、受け入うけいれられるのは半数はんすう程度ていどにとどまっているということです。

病院びょういんは今後こんご、熱中ねっちゅう症しょうの患者かんじゃが増加ぞうかするとコロナとの見分みわけが難むずかしいため、陰性いんせいが確認かくにんされるまでは、専用せんよう病床びょうしょうに入はいってもらうことになるため病床びょうしょうの更さらなるひっ迫ひっぱくを懸念けねんしています。

東京とうきょう北きた医療いりょうセンターの宮崎みやざき国久くにひさ医師いしは「先週せんしゅうから入院にゅういんが増ふえて、行政ぎょうせいからの依頼いらいや救急きゅうきゅうのコロナ患者かんじゃの依頼いらいを断ことわらざるをえない状況じょうきょうになっています。7月つき、8月つきはもともと熱中ねっちゅう症しょうなどで高齢こうれい者しゃが体調たいちょう不良ふりょうを起おこし、入院にゅういんすることが多おおく、ベッドが埋うまる時期じきでもあり、さらに病床びょうしょうがひっ迫ひっぱくするのではないかと心配しんぱいです」と話はなしています。

人口じんこうの多おおい首都しゅと圏けんや関西かんさいなど前週ぜんしゅうの2倍ばい超ちょう

新型しんがたコロナウイルスの新規しんき感染かんせん者しゃ数すうを1週間しゅうかん平均へいきんで比較ひかくすると、すべての都道とどう府県ふけんで増ふえ、人口じんこうの多おおい首都しゅと圏けんや関西かんさいなど32の都府県とふけんで前まえの週しゅうの2倍ばいを超こえています。

NHKは各地かくちの自治体じちたいで発表はっぴょうされた感染かんせん者しゃ数すうをもとに、1週間しゅうかん平均へいきんでの新規しんき感染かんせん者しゃ数すうの傾向けいこうについて前まえの週しゅうと比較ひかくしてまとめました。

全国ぜんこく

▽6月つき16日にちまでの1週間しゅうかんでは前まえの週しゅうに比くらべて0.87倍ばいと5週しゅう連続れんぞくで減少げんしょうしていましたが、

▽6月つき23日にちは1.00倍ばい、

▽6月つき30日にちは1.23倍ばい、

▽7月つき7日にちは1.78倍ばい、

▽14日にちまででは2.13倍ばいと増加ぞうかのペースが上あがり続つづけています。

1日にち当あたりの平均へいきんの新規しんき感染かんせん者しゃ数すうはおよそ6万まん6345人にんで、新規しんき感染かんせん者しゃ数すうはすべての都道とどう府県ふけんで増加ぞうかし、人口じんこうの多おおい首都しゅと圏けんや関西かんさいなどを含ふくむ32の都府県とふけんで前まえの週しゅうの2倍ばいを超こえています。

沖縄おきなわ県けん

▽6月つき30日にちまでの1週間しゅうかんは前まえの週しゅうの1.15倍ばい、

▽7月つき7日にちは1.23倍ばい、

▽14日にちまででは1.57倍ばいと増加ぞうかしています。

1日にち当あたりの新規しんき感染かんせん者しゃ数すうはおよそ2694人にんで、直近ちょっきん1週間しゅうかんの人口じんこう10万まんあたりの感染かんせん者しゃ数すうは1284.86人にんと、全国ぜんこくで最もっとも多おおい状態じょうたいが続つづき、これまでで最もっとも多おおくなっています。

1都と3県けん

【東京とうきょう都と】

▽6月つき30日にちまでの1週間しゅうかんは前まえの週しゅうの1.40倍ばい、

▽7月つき7日にちは2.02倍ばい、

▽14日にちまででは2.21倍ばいと急速きゅうそくな増加ぞうかが続つづいていて、

1日にち当あたりの新規しんき感染かんせん者しゃ数すうはおよそ1万まん1322人にんとなっています。

【神奈川かながわ県けん】

▽6月つき30日にちまでの1週間しゅうかんは前まえの週しゅうの1.29倍ばい、

▽7月つき7日にちは2.00倍ばい、

▽14日にちまででは2.24倍ばいとなっていて、

1日にち当あたりの新規しんき感染かんせん者しゃ数すうはおよそ4794人にんとなっています。

【埼玉さいたま県けん】

▽6月つき30日にちまでの1週間しゅうかんは前まえの週しゅうの1.21倍ばい、

▽7月つき7日にちは1.93倍ばい、

▽14日にちまででは2.32倍ばいとなっていて、

1日にち当あたりの新規しんき感染かんせん者しゃ数すうはおよそ3329人にんとなっています。

【千葉ちば県けん】

▽6月つき30日にちまでの1週間しゅうかんは前まえの週しゅうの1.36倍ばい、

▽7月つき7日にちは2.03倍ばい、

▽14日にちまででは2.26倍ばいとなっていて、

1日にち当あたりの新規しんき感染かんせん者しゃ数すうはおよそ2810人にんとなっています。

関西かんさい

【大阪おおさか府ふ】

▽6月つき30日にちまでの1週間しゅうかんは前まえの週しゅうの1.44倍ばい、

▽7月つき7日にちは1.92倍ばい、

▽14日にちまででは2.24倍ばいとなっていて、

1日にち当あたりの新規しんき感染かんせん者しゃ数すうはおよそ6905人にんとなっています。

【京都きょうと府ふ】

▽6月つき30日にちまでの1週間しゅうかんは前まえの週しゅうの1.14倍ばい、

▽7月つき7日にちは1.86倍ばい、

▽14日にちまででは2.32倍ばいとなっていて、

1日にち当あたりの新規しんき感染かんせん者しゃ数すうはおよそ1407人にんとなっています。

【兵庫ひょうご県けんは】

▽6月つき30日にちまでの1週間しゅうかんは前まえの週しゅうの1.22倍ばい、

▽7月つき7日にちは1.86倍ばい、

▽14日にちまででは2.20倍ばいとなっていて、

1日にち当あたりの新規しんき感染かんせん者しゃ数すうはおよそ2857人にんとなっています。

東海とうかい

【愛知あいち県けん】

▽6月つき30日にちまでの1週間しゅうかんは前まえの週しゅうの1.26倍ばい、

▽7月つき7日にちは1.78倍ばい、

▽14日にちまででは2.34倍ばいとなっていて、

1日にち当あたりの新規しんき感染かんせん者しゃ数すうはおよそ4180人にんとなっています。

【岐阜ぎふ県けん】

▽6月つき30日にちまでの1週間しゅうかんは前まえの週しゅうの1.25倍ばい、

▽7月つき7日にちは1.76倍ばい、

▽14日にちまででは2.06倍ばいとなっていて、

1日にち当あたりの新規しんき感染かんせん者しゃ数すうはおよそ794人にんとなっています。

【三重みえ県けん】

▽6月つき30日にちまでの1週間しゅうかんは前まえの週しゅうの1.33倍ばい、

▽7月つき7日にちは1.74倍ばい、

▽14日にちまででは2.11倍ばいとなっていて、

1日にち当あたりの新規しんき感染かんせん者しゃ数すうはおよそ741人にんとなっています。

その他そのたの地域ちいき

【北海道ほっかいどう】

▽6月つき30日にちまでの1週間しゅうかんは前まえの週しゅうの0.85倍ばい、

▽7月つき7日にちは1.17倍ばい、

▽14日にちまででは1.56倍ばいとなっていて、

1日にち当あたりの新規しんき感染かんせん者しゃ数すうはおよそ1018人にんとなっています。

【宮城みやぎ県けん】

▽6月つき30日にちまでの1週間しゅうかんは前まえの週しゅうの0.86倍ばい、

▽7月つき7日にちは1.58倍ばい、

▽14日にちまででは1.89倍ばいとなっていて、

1日にち当あたりの新規しんき感染かんせん者しゃ数すうはおよそ566人にんとなっています。

【広島ひろしま県けん】

▽6月つき30日にちまでの1週間しゅうかんは前まえの週しゅうの1.05倍ばい、

▽7月つき7日にちは1.33倍ばい、

▽14日にちまででは1.77倍ばいとなっていて、

1日にち当あたりの新規しんき感染かんせん者しゃ数すうはおよそ814人にんとなっています。

【福岡ふくおか県けん】

▽6月つき30日にちまでの1週間しゅうかんは前まえの週しゅうの1.31倍ばい、

▽7月つき7日にちは1.92倍ばい、

▽14日にちまででは2.24倍ばいとなっていて、

1日にち当あたりの新規しんき感染かんせん者しゃ数すうはおよそ3803人にんとなっています。

このほか、

▽岩手いわて県けんは14日にちまでの1週間しゅうかんは前まえの週しゅうの2.78倍ばい、

▽秋田あきた県けんは3.64倍ばい、

▽福島ふくしま県けんは2.26倍ばい、

▽栃木とちぎ県けんは2.45倍ばい、

▽群馬ぐんま県けんは2.52倍ばい、

▽新潟にいがた県けんは2.34倍ばい、

▽山梨やまなし県けんは2.27倍ばい、

▽長野ながの県けんは2.49倍ばい、

▽富山とやま県けんは2.04倍ばい、

▽石川いしかわ県けんは2.18倍ばい、

▽福井ふくい県けんは2.21倍ばい、

▽静岡しずおか県けんは2.72倍ばい、

▽滋賀しが県けんは2.34倍ばい、

▽奈良なら県けんは2.75倍ばい、

▽和歌山わかやま県けんは2.11倍ばい、

▽鳥取とっとり県けんは2.05倍ばい、

▽岡山おかやま県けんは2.04倍ばい、

▽徳島とくしま県けんは2.16倍ばい、

▽香川かがわ県けんは2.30倍ばい、

▽大分おおいた県けんは2.21倍ばい、

▽宮崎みやざき県けんは2.20倍ばいと、

2倍ばいを超こえる急速きゅうそくな増加ぞうかとなっています。

専門せんもん家か「爆発ばくはつ的てきな増加ぞうかが進行しんこう」

新型しんがたコロナウイルス対策たいさくにあたる政府せいふの分科ぶんか会かいのメンバーで、東邦とうほう大学だいがくの舘田たてだ一博かずひろ教授きょうじゅは現在げんざいの感染かんせん状況じょうきょうについて「感染かんせん者しゃ数すうの爆発ばくはつ的てきな増加ぞうかが進行しんこうしている状況じょうきょうだ。14日にちの段階だんかいで全国ぜんこくの感染かんせん者しゃ数すうはおよそ9万まん7000人にんで、2月つきの初はじめの第だい6波はのピークの10万まん人にんと同おなじくらいになっている。この調子ちょうしで増加ぞうかすると、来週らいしゅうにも大おおきく超こえるリスクが高たかまっている」と述のべました。

この感染かんせん拡大かくだいの背景はいけいにある感染かんせん力りょくが強つよいとされるオミクロン株かぶの「BA.5」については「短たん時間じかんで広ひろがるリスクが見みえてきている。重症じゅうしょう化かのしやすさははっきりとわかっていないが、感染かんせん者しゃ数すうが爆発ばくはつ的てきに増加ぞうかすると重症じゅうしょう者しゃが増ふえてくるため、注意深ちゅういぶかく見みないといけない。一人ひとりひとりが感染かんせん対策たいさくをしても感染かんせん者しゃ数すうを下さげることができず増ふえ続つづけることになれば、まん延まんえん防止ぼうし等とう重点じゅうてん措置そちなどを考かんがえていかないといけない」と指摘してきしました。

その上うえで「3連休れんきゅうや夏休なつやすみ、お盆おぼんの帰省きせいなどで人ひとの接触せっしょくの機会きかいも増ふえ、感染かんせんを増加ぞうかさせる要因よういんになる。人ひとと会あうときに距離きょりが近ちかかったり、大声おおごえを出だしたりすることで感染かんせんが広ひろがるので、一人ひとりひとりがリスクをしっかり考かんがえて行動こうどうすることが重要じゅうようだ。換気かんきにも注意ちゅういし、3回かい目めのワクチン接種せっしゅを受うけていない人ひとや、4回かい目めを受うけられる人ひとは接種せっしゅを受うけ、少すこしでも体調たいちょうが悪わるいと思おもったら早はやめに検査けんさを受うけてほしい。体調たいちょうが悪わるければ旅行りょこうを控ひかえ人じんとの接触せっしょくを避さけることも大事だいじになる」と話はなしています。