中国四川省楽山市のレストランで、今から1億年前の恐竜の足跡が発見されました。
この足跡は、レストランで食事をしていた観察眼の鋭い客が、店の中庭で発見しました。古生物学者で中国地質大学の准教授でもあるリダ・シン氏によると、そのレストランで発見された複数の石のくぼみの中に、白亜紀初期に生息していた2頭の竜脚類の足跡が含まれていたということです。
シン氏のチームは16日、3Dスキャナーを使ってこのくぼみが恐竜の足跡であることを確認しました。
首と尾が長いことで知られる竜脚類は、地上を歩行する動物の中では史上最大級でした。成長すると体長がスクールバス3台分の長さになり、体重も非常に重かったため、歩くと周りの地面が揺れたに違いません。