大谷おおや選手せんしゅが濃こいグレーのスーツに緑色りょくしょくのネクタイ姿すがたで現あらわれると沿道えんどうに詰つめかけたファンからはひときわ大おおきな歓声かんせいが上あがり、大谷おおや選手せんしゅは笑顔えがおでファンに手てを振ふったり丁寧ていねいにサインに応おうじたりしていました。

大谷おおや選手せんしゅは「ジャケットにハーフパンツとかは自分じぶんはなかなか着きる勇気ゆうきはないが、見みている分ぶんにはすごく楽たのしかった。服ふくは自分じぶんのサイズに合あうものを作つくってもらった。ちょっと暑あつかったが、楽たのしく歩あるくことができた」と笑顔えがおで話はなしました。

大谷おおや選手せんしゅがフェンス越こえの当あたりを打うつたびにスタンドからは大おおきな歓声かんせいが上あがり、練習れんしゅうの合間あいまにはタイガースのベテラン、カブレーラ選手せんしゅと笑顔えがおで話はなす場面ばめんも見みられました。

大谷おおや選手せんしゅは大リーグだいり-ぐ屈指くっしの左腕さわん、カーショー投手とうしゅの初球しょきゅうの146キロの速球そっきゅうをはじき返はじきかえし、センター前ぜんヒットを打うちました。

前まえのバッターの打席だせきの時ときには、ネクストバッターズサークルで準備じゅんびする間まにファンの子こどもたちに求もとめられ、ボールにサインをしていました。

そのうえで「初球しょきゅうから全部ぜんぶ振ふるつもりでいった。できればホームランか空振からぶりがよかったがいちばん渋しぶいヒットだった」と笑わらいながら振り返ふりかえりました。

また、2回かい目めのオールスターゲーム出場しゅつじょうについて「去年きょねんよりはリラックスしてホームランダービーも試合しあいもレッドカーペットも楽たのしめたと思おもう」と話はなしました。

そのうえで「どんな形かたちであれヒットが出でるか出でないかはもちろん違ちがう。この先さき何なん回かいも選えらばれたいし、何なん回かいもこういう場所ばしょでプレーしたいので、1本ほん出でているかどうかは全然ぜんぜん違ちがうと思おもう」とオールスターゲームでの初はつヒットを喜よろこびました。

その後そのご、けん制けんせいでアウトになったシーンについては「機会きかいがあれば走はしりたいなと思おもっていたが、すばらしいけん制けんせいだった。よくも悪わるくも名前なまえが出でてくればいいかなと思おもう」と苦笑にがわらいを浮うかべながら答こたえていました。

ことしのオールスターゲームの思い出おもいでについて聞きかれると「他た球団きゅうだんの選手せんしゅとクラブハウスの中なかでコミュニケーションを取とることはなかなかないので、写真しゃしんを撮とったり同おなじテーブルでごはんを食たべたりするのが新鮮しんせんだった」と明あかし、この2日間にちかんを振り返ふりかえって「何なん回かい来きてもやっぱりおもしろいし楽たのしいし、いい思い出おもいでもたくさんできる。後半こうはん戦せんもより頑張がんばりたいなと思おもわせてくれた」と夢ゆめの祭典さいてんを満喫まんきつした様子ようすでした。