2025
年に
開催される「
大阪・
関西万博」。
半世紀の
時を
超えて2
度目の
万博が
開催される
大阪では、
展示に
向けたさまざまな
技術の
開発が
進められています。
そのひとつが、前回、1970年の万博で大きな話題になった「人間洗濯機」を、ふたたび開発し展示しようという計画です。
“令和の人間洗濯機”の目標は、体の汚れだけでなく、心の疲れも洗い流すことだとか。いったい、どんなものになるのでしょうか。
少年時代の“ウソやろ”が開発の原点
2025
年の
大阪・
関西万博の「
大阪パビリオン」に
出展すべく
試作が
進められている「
人間洗濯機」。
開発しているのは、小さな泡の研究と、その技術を使った製品開発を行ってきた、大阪の会社です。
この会社の青山恭明会長が「人間洗濯機」を作るきっかけになったのは、1970年の大阪万博で展示された、元祖の「人間洗濯機」を見たことでした。
当時小学4
年生だった
青山会長にとって、
未来を
強く
意識する
展示だったといいます。
青山会長「会場へ入った瞬間に夢の世界でしたね。人間洗濯機を見た時はもう、ありえない、カプセルの中に入ったら勝手にきれいになるなんて“ウソやろ”って思いましたね。あの時に自分はいつかこういうすごい未来みたいなものをやれるようになりたいと思ったんです」
前回開発に携わった人にもアドバイス求める
会社では15
年ほど
前から「
人間洗濯機」
に関する研究を
本格的にスタート。
数年かけて、微細な泡で体の汚れを落とす風呂を製品化しました。
2025
年の
万博に
向けて、さらに
改良したものを
作ろうとする
中で、
前回の
大阪万博で「
人間洗濯機」の
開発に
携わった2
人にも、アドバイスを
求めました。
その1
人、エンジニアの
山谷英二さんは、
体の
表面を
洗うだけでなく、
心の
疲れも
洗い流す「
人間洗濯機」にしたいと、
前々から
考えていました。
山谷さん
「体を洗えるというのは当たり前なんでね、これは強調してもしょうがないと思うんです。やっぱり心がどれだけ癒やされていくかと」
どうやって“心を洗う”の?
“
心の
部分”について、
青山さんたちと
共同研究を
進めているのが、
大阪大学の
研究グループです。
風呂に
入った
人に
映像を
見てもらい、
心拍数にどう
影響が
及ぶかを
研究しています。
風呂の
いすにはセンサーが
取り付けられていて、
心電計につながっています。
そこで得られたデータから、心拍や自律神経の数値を解析し、リラックスできているかどうかを測ろうとしています。
どんな映像を
風呂で
見るとリラックスに
効果的か、
データを
蓄積し、
将来的には、
その人の
心身の
状態に
最適な
映像を
自動的に
流せるようにするのが
目標です。
大阪大学産業科学研究所 神吉輝夫准教授「3年後までには、人工知能(AI)で、自然にリラックスできるような映像が流れるというところまでの開発をして、万博に出展したいと思います」
万博で見てほしいのは“未来”
3
年後に
迫った「
大阪・
関西万博」。
「人間洗濯機」が出展される「大阪パビリオン」は、“未来都市の生活”をテーマに、医療や健康分野の展示をする予定です。
“令和の人間洗濯機”を開発中の青山会長は、未来に夢をもてるような展示をしたいと考えています。
青山会長「体だけではなくて心も整える『人間洗濯機』を見ていただいて、50年前の僕のように“うわっ”と感動してもらって、将来に夢をはせるような子どもたちが増えたら、すごくうれしいなと思っています。だから絶対やらなきゃって思ってます」
(大阪放送局 ニュースリポ―ター 小川真由)
“家族の代わり”担う「身元保証」サービスの指針案 課題は
「介護施設に入るには保証人が必要と言われましたが私は1人なので…」。夫に先立たれ、その後、重度のやけどをして1人での生活が難しくなった80歳の女性。頼める家族はなく途方に暮れる中、助けとなったのは高齢者の「身元保証」を行う事業者でした。単身高齢者の増加を背景にいま、こうした事業のニーズが高まっています。しかし、ルールがないことから契約上のトラブルも相次いでいて、国は初めて指針の案を示すなど対策に乗り出しています。
Source: NHK
Apr 21, 2024 19:04
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Source: NHK
Apr 13, 2024 13:04
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Source: NHK
Mar 28, 2024 21:03
重い病気の子どもたちが必要としている支援は 初の全国調査へ
小児がんなどの重い病気の子どもたちが、入院中や退院後の生活でどのような支援を必要としているのか把握しようと、こども家庭庁は新年度、子ども本人に直接聞き取りなどを行う初めての全国調査を実施する方針を固めました。
Source: NHK
Mar 13, 2024 06:03
はしか感染者相次ぐ 海外から帰国や観光での入国者から感染か
東京や大阪をはじめ全国で相次いではしかの感染者が確認されています。海外から帰国したり、観光で入国したりした人から感染したとみられ、専門家は「海外に行く人などはワクチンの接種歴や抗体の状況を確認して、必要に応じてワクチンの接種を検討してほしい」と呼びかけています。
Source: NHK
Mar 12, 2024 19:03
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