相模原知的障害者施設19人殺害事件から6年遺族ら参列し追悼式 - Easy News

相模原さがみはら市しの知的ちてき障害しょうがい者しゃ施設しせつで19人にんが殺害さつがいされた事件じけんから6年ねんとなる26日にち、現場げんばに再建さいけんされた施設しせつで追悼ついとう式しきが行おこなわれました。

2016年ねん7月つき26日にち相模原さがみはら市しにある県立けんりつの知的ちてき障害しょうがい者しゃ施設しせつ「津久井つくいやまゆり園えん」で、入所にゅうしょ者しゃ19人にんが殺害さつがいされた事件じけんから26日にちで6年ねんとなります。

現場げんばに再建さいけんされた施設しせつでは追悼ついとう式しきが行おこなわれ、遺族いぞくなど62人にんが参列さんれつしました。

まず、神奈川かながわ県けんの黒岩くろいわ知事ちじが「犯人はんにんが口くちにした『意思いし疎通そつうが図はかれない人間にんげんは生いきる意味いみがない』という考え方かんがえかたが、いかに独善どくぜん的てきで、間違まちがったものであるか証明しょうめいするためにも、誰だれもが、その人ひとらしく暮くらすことができる地域ちいき社会しゃかいを、何なにとしても実現じつげんしなくてはなりません」と式辞しきじを述のべました。

続つづいて黙もくとうが行おこなわれ、参列さんれつした人ひとたちが19人にんの犠牲ぎせい者しゃを悼いたみました。

そして園えんを運営うんえいする、かながわ共同きょうどう会かいの山下やました康やすし理事りじ長ちょうが「私わたしたちが皆様みなさまをお守おまもりできなかったことを深ふかい後悔こうかいと自責じせきの念ねんをもって、今いまなお振り返ふりかえります。どんなに重おもい障害しょうがいがあろうと、私わたしたちは、すべての人ひとをかけがえのない存在そんざいとして大切たいせつに思おもい、偏見へんけんと差別さべつは断だんじて許ゆるしません」と述のべました。

また、利用りよう者しゃの家族かぞくで作つくる会かいの大月おおつき和かず真ま会長かいちょうは「この6年ねん、凄惨せいさん（せいさん）な光景こうけいと途方とほうもない混乱こんらん、喧噪けんそうが脳裏のうりを離はなれることはありません。亡なくなった方ほうの無念むねんさを思おもい、19のみ霊れい（御霊みたま）がやすらかにと、心こころから願ねがいます。私わたしたちは、あなたたちのことを決けっして忘わすれません」と述のべました。

津久井つくいやまゆり園えんの永井ながい清光きよみつ園長えんちょうは「犠牲ぎせいになられた19人にんの皆みなさんも、いろいろな事ことを考かんがえ、感かんじながら自分じぶんの夢ゆめに向むかって生いきていました。このようなことを二度にどと起おきないよう全力ぜんりょくで取り組とりくむことをお誓ちかいします」と述のべました。