輸出の状況について、国連で人道問題を担当するグリフィス事務次長は28日に記者会見で、いくつかの手続きが残っているとしながらも、最初の船が早ければ28日から29日にかけて出港するという見方を示しました。
そのうえで「これらの港からの輸出を、侵攻前の月におよそ500万トンの水準に戻すことを目指している」と述べ、合意のもとで輸出が順調に進むことに期待を示しました。
また、グリフィス事務次長は、食料危機に対応するため、WFP=世界食糧計画が、ウクライナ産の穀物の購入を検討していると明らかにしました。
ロシア軍による黒海の閉鎖の影響で世界的に食料価格が高騰するなか、輸出が順調に再開され、食料供給の安定につながるのか注目されます。
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