【随時更新】ロシアウクライナに軍事侵攻（8月1日の動き） - Easy News

ロシアによるウクライナに対にたいする軍事ぐんじ侵攻しんこうが続つづいています。

ウクライナの各地かくちでロシア軍ぐんとウクライナ軍ぐんが戦闘せんとうを続つづけていて、大勢たいせいの市民しみんが国外こくがいへ避難ひなんしています。戦闘せんとうの状況じょうきょうや関係かんけい各国かっこくの外交がいこうなど、ウクライナ情勢じょうせいをめぐる8月つき1日にち（日本にっぽん時間じかん）の動うごきを随時ずいじ更新こうしんでお伝おつたえします。

（日本にっぽんとウクライナ、ロシアのモスクワとは6時間じかんの時差じさがあります）

ゼレンスキー大統領だいとうりょう南部なんぶへの砲撃ほうげきを非難ひなん小麦こむぎ輸出ゆしゅつ再開さいかいが焦点しょうてん

ロシア国防省こくぼうしょうは31日にち、ウクライナ南部なんぶのミコライウ州しゅうやヘルソン州しゅうで空爆くうばくを行おこない、ウクライナ軍ぐんの兵器へいきなどを破壊はかいしたと主張しゅちょうしました。

これに対にたいし、ウクライナのゼレンスキー大統領だいとうりょうは31日にちに公開こうかいした動画どうがで「戦争せんそうの全ぜん期間きかんを通をつうじて、ミコライウ市しと州しゅうに対にたいする最もっとも残忍ざんにんな砲撃ほうげきの1つが行おこなわれた。数かず十じゅう発はつのミサイルとロケット弾だんが住宅じゅうたくや学校がっこう、その他そのたの社会しゃかい基盤きばんや産業さんぎょう施設しせつに撃ち込うちこまれた」と強調きょうちょうしました。

さらに、ウクライナの大手おおて穀物こくもつ輸出ゆしゅつ企業きぎょうの経営けいえい者しゃ夫妻ふさいがミコライウ市内しないの自宅じたくで砲撃ほうげきにより死亡しぼうしたことについて「世界せかいの食料しょくりょう安全あんぜん保障ほしょうを支ささえてきたのは、まさにこのような人々ひとびとや企業きぎょうだ。ロシアのテロリストはウクライナの社会しゃかいと産業さんぎょうの潜在せんざい力りょくを破壊はかいできるなどと期待きたいしないほうがいい」と述のべ、ロシアによる攻撃こうげきを厳きびしく非難ひなんしました。

ウクライナ産さんの小麦こむぎなどの輸出ゆしゅつ再開さいかいをめぐっては、トルコが仲介ちゅうかい役やくを担になっていて、カルン大統領だいとうりょう首席しゅせき顧問こもんは地元じもとメディアに対にたいし、1日にちにも穀物こくもつを積つんだ船ふねが出港しゅっこうするという見通みとおしを示しめしています。

ロシア軍ぐんがウクライナ南部なんぶで激はげしい攻撃こうげきを続つづけるなか、小麦こむぎなどの輸出ゆしゅつがいつ再開さいかいされるかが焦点しょうてんとなっています。

NPT再さい検討けんとう会議かいぎ開催かいさいへウクライナ情勢じょうせいのなか一致いっちできるか

世界せかいの核軍縮かくぐんしゅくの方向ほうこう性せいを議論ぎろんするNPT＝核かく拡散かくさん防止ぼうし条約じょうやくの再さい検討けんとう会議かいぎが、ニューヨークの国連こくれん本部ほんぶで日本にっぽん時間じかんの1日にち夜よるから始はじまります。ロシアによるウクライナへの軍事ぐんじ侵攻しんこうで核かくの脅威きょういが高たかまる中なか、核かく保有ほゆう国こくを含ふくむ国際こくさい社会しゃかいが核かく軍縮ぐんしゅくに向むけて一致いっちできるかどうかが焦点しょうてんです。

NPTは、国連こくれん加盟かめい国こくのほとんどにあたる191の国くにと地域ちいきが参加さんかしている国際こくさい条約じょうやくで、核兵器かくへいきを保有ほゆうするアメリカ、ロシア、イギリス、フランス、中国ちゅうごくの5か国かこくに核かく軍縮ぐんしゅくに向むけた交渉こうしょうを義務ぎむづける一方いっぽう、そのほかの国くにには核兵器かくへいきの開発かいはつや保有ほゆうを禁止きんししています。

ことし2月つきのロシアによるウクライナへの軍事ぐんじ侵攻しんこうのあと、核兵器かくへいきが使用しようされることへの懸念けねんが高たかまり、ヨーロッパなどで軍備ぐんびを増強ぞうきょうする動うごきが広ひろがっているほか、東アジアひがしあじあでは中国ちゅうごくや北朝鮮きたちょうせんの核かく戦力せんりょくの増強ぞうきょうへの警戒けいかいも高たかまっています。

核かくをめぐる国際こくさい社会しゃかいの対立たいりつや分断ぶんだんが深ふかまる中なか、再さい検討けんとう会議かいぎでは各国かっこくが合意ごうい文書ぶんしょをまとめることができるかが、焦点しょうてんとなっています。

ロシア軍ぐん南部なんぶで空爆くうばく

ロシア国防省こくぼうしょうは31日にち、ウクライナ南部なんぶのヘルソン州しゅうやミコライウ州しゅうで空爆くうばくを行おこない、ウクライナ軍ぐんの兵器へいきなどを破壊はかいしたと主張しゅちょうしました。

一方いっぽう、ミコライウ市しの市長しちょうが31日にち、SNSに「これまでで最もっとも激はげしい攻撃こうげきに遭あい、多おおくの住宅じゅうたくが被害ひがいを受うけた」と投稿とうこうしたほか、ウクライナのイエルマク大統領だいとうりょう府ふ長官ちょうかんは、大手おおて穀物こくもつ輸出ゆしゅつ企業きぎょうの経営けいえい者しゃ夫妻ふさいが、ミコライウ市内しないの自宅じたくでロシア軍ぐんの砲撃ほうげきを受うけて死亡しぼうしたとSNSに書き込かきこみました。

小麦こむぎ輸出ゆしゅつ再開さいかいトルコ高官こうかん「1日にち出港しゅっこうの可能かのう性せい高たかい」

ウクライナからの小麦こむぎなどの輸出ゆしゅつの再開さいかいをめぐり、トルコのカルン大統領だいとうりょう首席しゅせき顧問こもんは7月つき31日にち、トルコの民放みんぽうのインタビューに応おうじました。

この中なかで、カルン首席しゅせき顧問こもんは「船ふねは出港しゅっこうできる状態じょうたいだ。イスタンブールにある共同きょうどう調整ちょうせいセンターで詳細しょうさいを詰つめている」と述のべ、貨物かもつ船せんへの積み込つみこみ作業さぎょうはすでに完了かんりょうし、ウクライナとロシア、それにトルコと国連こくれんで話し合はなしあいを続つづけていることを明あきらかにしました。

そのうえで、カルン首席しゅせき顧問こもんは「交渉こうしょうがまとまれば、最初さいしょの船ふねは1日にちの朝あさに港みなとを出でる可能かのう性せいが高たかい。1日にちでなければ2日にちだ」として、近ちかく穀物こくもつを積つんだ船ふねがトルコに向むけて出発しゅっぱつするという見通みとおしを示しめしました。

農家のうかから早期そうき輸出ゆしゅつ再開さいかいを望のぞむ声こえ

ウクライナでは、小麦こむぎが収穫しゅうかくの時期じきを迎むかえていて、農家のうかからは、早期そうきの輸出ゆしゅつ再開さいかいを望のぞむ声こえがあがっています。

キーウ州しゅう南部なんぶの農家のうか、バシル・ソローカさん（50）は、およそ600ヘクタールの広ひろさの小しょう麦畑むぎばたけを持もっています。

ソローカさんの畑はたけでも、現在げんざい収穫しゅうかくの時期じきを迎むかえていて、7月つき30日にちには、大型おおがたの農業のうぎょう機械きかいを使つかって、黄金おうごん色しょくに実みのった小麦こむぎを次々つぎつぎと刈り取かりとっていました。

ソローカさんは、「港みなとが開ひらくことは、小麦こむぎなどの生産せいさん者しゃに希望きぼうを与あたえるものだ。海上かいじょうでの輸出ゆしゅつ再開さいかいは、収入しゅうにゅうや売り上うりあげの増加ぞうかにつながるだろう。政府せいふにはほかの国くになどとともに輸出ゆしゅつ再開さいかいに向むけて取り組とりくんでほしい」と話はなしていました。