ロシア極東での天然ガス開発事業「サハリン2」について、ロシア政府は事業を引き継ぐ新たなロシア企業を設立すると発表しました。
タス通信によりますと、ロシア政府は3日、「サハリン2」の事業を引き継ぐ企業をサハリン州・ユジノサハリンスクに設立するよう命じる政令を発表したということです。
プーチン大統領は、6月に日本の商社なども出資する「サハリン2」のすべての権利を新たに設立するロシア企業に譲渡することを命じる大統領令を出していました。
「サハリン2」で生産されるLNG=液化天然ガスは、日本の年間輸入量の1割近くを占めていて、日本企業が排除されれば安定供給に大きな影響が出る可能性があります。