イーサン・カミール君(7)は先週、親戚の子どもたち3人とスノーモービルに乗って出掛けたまま行方不明になりました。一行は翌日、村から約30キロ離れた場所で見つかりました。
イーサン君は指の凍傷で入院したアンカレジ市内の病院で、CNN系列局の取材班に「初めは帰る道を見つけようとしました。でも寒くなってしまった」と話しました。そこで穴を掘り、中で眠ることにしたそうです。
残る3人は14歳と8歳の兄弟、そして2歳の幼児でした。病室に付き添うイーサン君の母アイリーンさんによると、年上の3人は2歳児を命がけで守ろうとしました。兄弟の兄が抱きかかえ、イーサン君は入り口の近くで風を防いだそうです。
兄は別の病院に入院して治療中ですが、弟と2歳児は帰宅しています。