クルーズ
船「ダイヤモンド・プリンセス」から
下船した
アメリカ人のうち、
新型コロナウイルスへの
感染が
確認されていた14
人をチャーター
機に
乗せて
帰国させたことについて、
トランプ大統領が、
事前の
相談がなかった
などとして
激怒したと、アメリカの
メディアが
伝えました。
アメリカ政府は
今月17
日、「
ダイヤモンド・プリンセス」に
乗っていたアメリカ
人乗客の
うち、300
人以上をチャーター
機で
帰国させましたが、
このうち14
人については、
下船して
羽田空港行きのバスに
乗ったあとに
新型コロナウイルスへの
感染が
知らされ、
国務省は、
機内で
隔離することで、
ほかの
乗客への
感染を
防ぐことが
できると
判断し、
帰国させることにしたとしています。
これについて、アメリカの有力紙、ワシントン・ポストは21日、政府関係者の話として、トランプ大統領が、担当者からの事前の相談がなかったなどとして激怒するとともに、政権に打撃を与えかねないと不満を述べたと伝えました。
トランプ大統領には、事前の説明で、ウイルスへの感染が確認されたり、症状がみられたりする乗客は日本にとどまると伝れられていたということです。
また、ワシントン・ポストは、トランプ大統領が、アメリカで大規模な感染が起きれば、大統領選挙でのみずからの再選に影響が出かねないと懸念していると伝えています。