新型コロナウイルスによる世界経済への懸念が続くなか、4日のダウ平均株価は終値が2万7090ドル86セントと前日に比べて1173ドル反発しました。2日の1293ドルに次いで史上2番目の上げ幅です。大統領選挙に向けた民主党の候補者争いで、これまで国民皆保険制度を掲げる急進左派のサンダース氏が支持を伸ばしていて、市場では医療保険の関連株が売られていましたが、山場となるスーパーチューズデーで中道派のバイデン氏が躍進したことを受けて大幅に買い戻されました。前日は800ドル近く急落するなど株価が乱高下していますが、新型コロナウイルスへの懸念は強く、下落傾向が続くという見方もあります。