世界各国の
議会で
女性議員が
占める割合を
調べたところ、
世界全体では、
この25
年でおよそ11%から25%
近くに
倍増したことが
分かりました。
日本も2.7%から9.9%に
増えましたが、
依然、
1割に
満たず、
最低水準となっています。
各国の
議員たちで
作るIPU=
列国議会同盟は、
3月8日の「
国際女性デー」を
前に
毎年、
世界各国の
一院制、
あるいは下院の
議会での
女性議員の
割合を
発表していて、ことしは1995
年から2020
年にかけての
伸び
率も
公表しました。
それによりますと、世界全体では1995年に11.3%だった女性議員の割合がことし1月1日時点で24.9%と倍増しました。
172か国中、伸び率が最も大きかったのはアフリカのルワンダで1995年の4.3%から2020年には61.3%になりました。
ルワンダでは過去の民族虐殺の反省から議会などあらゆる場面で一定の割合で女性を登用する「クオータ制」を義務づけ、結果的に議員の半数以上を女性が占めるようになりました。
「クオータ制」を義務づけている国は、ことし1月の時点で81か国に上ります。
一方、日本の衆議院の女性議員の割合は1995年の2.7%から2020年には9.9%になりましたが、伸び率は119位でした。
日本は女性議員の割合でみると165位と依然として最低水準にとどまり、男女ともに政治参画していくという世界の潮流に大きく出遅れていることが浮き彫りとなっています。