大相撲春場所で、
平幕の
千代丸が
発熱のため、
中日8日目の15
日から
休場することになりました。
日本相撲協会は
千代丸を
念のため、
隔離するように
指示した
上で、
今後の
経過を
観察することにしています。
前頭15
枚目の
千代丸は、
今場所、
体重190
キロを
超える大きな体を
生かした
得意の
突き
押し
相撲で
初日から
3連勝する
などきのうの
7日目まで
5勝2敗と
好調でした。
日本相撲協会によりますと、千代丸は14日、38度6分の高熱があり、15日朝になって熱が39度7分に上がったということです。
千代丸は相撲協会に届け出て、中日8日目の15日から休場することになりました。
相撲協会の危機管理部長を務める鏡山親方は「千代丸の師匠に対して、病院で診察を受けさせ、念のためほかの力士と隔離するように指示した」と話しています。
千代丸の休場は、平成30年秋場所の千秋楽を休場して以来、7回目です。
15日対戦する予定だった前頭17枚目の明生は不戦勝となります。
今場所、幕内力士が発熱を理由に休場するのは初めてです。
相撲協会は、場所前に感染予防の専門家に相談した上で今場所では、力士など協会員に対して朝と夜に体温を測定した結果、37度5分以上の発熱が2日続いた場合、原則として休場とすることを決めています。
春場所には600人あまりの力士が出場していて、これまでに序二段と序ノ口の2人の力士がいずれも発熱を理由に休場していますが、相撲協会によりますと、15日までに熱は下がったということです。
このうち序二段の力士は、今月12日の5日目から再出場しています。