トランプ米大統領は13日、新型コロナウイルス対策費として500億ドル(約5兆4000億円)の連邦資金を活用可能にするため、国家非常事態を宣言しました。一方で、政権の初期対応の遅れに関して自らに責任はないとも主張しました。
米国ではこの1週間、株式市場の乱高下や日常生活の混乱が続いていました。トランプ氏は公衆衛生上の危機を制御する狙いで矢継ぎ早に対策を打ち出しており、今回の発表もその一環となります。
トランプ氏は会見で自らの手腕をアピールしようとする一方、対応に不備があったことは否定しました。一部の医療専門家からは、こうした不備が危機を悪化させたとの見方も出ました。