午前8時10分にスタートした女子のレースの最新情報をお伝えします。
《レース速報》
【20km】岩出、前田穂南など10人の集団で通過
女子は20キロを通過し、17キロ付近でトップ集団に追いついた松下菜摘選手などが先頭で引っ張っています。トップ集団は、松下菜摘選手、加世田梨花選手、岩出玲亜選手、一山麻緒選手、前田穂南選手、細田あい選手、鈴木優花選手、池田千晴選手、鈴木亜由子選手、安藤友香選手の10人となっています。上杉真穂選手と阿部有香里選手が、トップ集団から離されました。
【15kmすぎ】市田美咲が足を滑らせて転倒
女子では、15キロすぎのレースのポイントとなる折り返し地点で、市田美咲選手が足を滑らせて転倒し、先頭集団から遅れました。
【15km】岩出と前田穂南が先頭集団引っ張る
女子のレースは15キロを通過し、岩出玲亜選手と前田穂南選手が14人による先頭集団を引っ張る展開となっています。先頭集団には鈴木亜由子選手や一山麻緒選手、細田あい選手などの有力選手が含まれています。先頭集団から遅れていた谷本観月選手や松下菜摘選手、川内理江選手がトップ集団までおよそ10秒の差まで迫ってきました。
【10km】前田穂南が集団引っ張る 安藤、細田など続く
女子のレースは10キロを通過し、先頭集団から前田彩里選手が遅れ14人による先頭集団が形成されています。引き続き前田穂南選手が先頭で引っ張る展開で、安藤友香選手や細田あい選手などが続いています。
【5km】前田穂南、安藤、鈴木、一山など有力選手が集団
女子のレースは5キロを通過し、15人がトップ集団を形成していて、前田穂南選手が集団を引っ張り、安藤友香選手、鈴木亜由子選手、一山麻緒選手などの有力選手が続いています。後続の第2集団とはすでに20秒ほどの差がついています。
【スタート後】前田穂南に安藤友香など続き国立競技場出る
女子のレースは、スタートのあと前田穂南選手を先頭に安藤友香選手などが続いて集団で国立競技場を出ました。
8:10【レーススタート】
パリオリンピックのマラソンの代表選考レース、MGC=マラソングランドチャンピオンシップ。女子のレースには24人の選手が出場し、雨が降る中、午前8時10分に国立競技場をスタートしました。
天候は雨で、スタート前の午前7時45分時点の気温は、14.5度でした。
《レースの見どころは》
オリンピックのマラソン代表選考レースとして2回目の開催となる今回のMGCは国立競技場をスタートとフィニッシュに、上野や銀座など都内を巡る42.195キロのコースで争われます。コースには途中、6回の折り返しがあるほか、ゴール直前に上り坂があり、勝負を分けるポイントになります。
女子の出場予定は24人で
▽前回大会でトップだった前田穂南選手
▽2位に入った鈴木亜由子選手
▽東京オリンピックで8位入賞を果たした一山麻緒選手が、代表争いの中心となる見込みです。
MGCは男子が午前8時、にスタートし、男女ともに上位2人に入ればパリオリンピックの代表に内定します。
《【解説】増田明美さん 注目は…》
パリオリンピックのマラソン代表選手が決まる、注目のレースについてスポーツジャーナリストの増田明美さんはと期待を寄せています。
増田さんが優勝争いに絡む筆頭としてあげるのが
▽前回のMGCで優勝した27歳の前田穂南選手
▽2位に入った32歳の鈴木亜由子選手です。
増田さんは積極的なレース運びが持ち味の前田選手が序盤から集団を引っ張ると予想しています。
増田明美さん
「けがもなく万全の調子でスタートラインに立ちそうですので、自分らしいレースができた時には本当に強いと思います」
一方、鈴木選手は大舞台で結果を出す勝負強さが光ると話します。
「ペースを自分で作ることもできるし、勝負に徹することもできるので、自由自在にマラソンをコントロールできる」
さらに、東京オリンピックで8位に入賞した一山麻緒選手は、ことし6月にハーフマラソンで連勝していてと分析しています。 このほかに増田さんが注目する選手として ▽24歳の加世田梨花選手と ▽27歳の細田あい選手の2人を挙げました。 加世田選手は力強い走りと世界選手権の悔しさをバネする勢いがあり、細田選手はクロスカントリーも強く、アップダウンのあるコースで力を発揮できるのではないかと指摘します。 一発勝負でパリオリンピックの代表が決まるレースではスタートからゴールの瞬間までトップランナーたちが繰り広げる駆け引きから目が離せません。 ◆コースの特徴は“折り返し点が6か所” “ラスト5キロの急坂” 今回のMGCは、来年のパリオリンピックを見据えて、選手の勝負強さが試されるコース設定となっています。 選手は国立競技場をスタートして北上したあと靖国通りなどを進み、飯田橋の交差点をすぎて、水道橋へと向かいます。神保町を過ぎた8.5キロ付近から1周11キロ余りのコースを2周します。周回は、神田小川町、上野広小路、日比谷公園近くの内幸町を折り返すコースで、銀座や日本橋を通過しながら、合わせて5回の折り返しが選手を待ち構えています。そのあと選手たちは内堀通りで最後の折り返しをして、35キロをすぎると、水道橋から始まる高低差30メートルの急なのぼりを駆け上がり、フィニッシュ地点の国立競技場に向かいます。 今回のコースの特徴は大きく2つ。 です。 《女子 選手一覧=24人(欠場3人・辞退2人)》 (日本記録 2:19:12 野口みずき 2005年9月=ベルリンマラソン) 一山麻緒(資生堂):2:20:29=日本歴代5位 ◆東京マラソン2021(開催は2022)日本人1位(全体6位) 安藤友香(ワコール):2:21:36 ◆名古屋ウィメンズマラソン2022 日本人1位(全体3位) 細田あい(エディオン):2:21:42 鈴木亜由子(JP日本郵政G):2:21:52 ◆名古屋ウィメンズマラソン2023 日本人1位(全体2位) 加世田梨花(ダイハツ):2:21:55 上杉真穂(スターツ):2:22:29 前田穂南(天満屋):2:22:32 前田彩里(ダイハツ):2:22:48 松下菜摘(天満屋):2:23:05 谷本観月(天満屋):2:23:11 岩出玲亜(デンソー):2:23:52 阿部有香里(京セラ):2:24:02 鈴木優花(第一生命グループ):2:25:02 福良郁美(大塚製薬):2:25:15 吉川侑美(ユニクロ):2:25:20 川内理江(大塚製薬):2:25:35 市田美咲(エディオン):2:25:51 太田琴菜(JP日本郵政G):2:25:56 和久夢来(ユニバーサル):2:25:58 池田千晴(日立):2:25:59 大東優奈(天満屋):2:26:09 竹本香奈子(ダイハツ):2:26:23 森田香織(パナソニック):2:26:31 山口 遥(AC・KITA):2:26:35 ◆北海道マラソン2022 日本人1位 松田瑞生(ダイハツ):2:20:52=日本歴代6位 ◆大阪国際女子マラソン(2022)優勝※右脛骨の骨膜炎 渡邉桃子(天満屋):2:23:08 ◆大阪マラソン2023 日本人1位(全体3位)※右第2中足骨疲労骨折 佐藤早也伽(積水化学):2:22:13 ※コンディション不良 大西ひかり(JP日本郵政G) 新谷仁美(積水化学):2:19:24=日本歴代2位 ◆ヒューストンマラソン(2023)優勝