19
日夜、
秋田県北秋田市で
学校から
帰宅途中の
女子中学生がクマに
襲われ、
頭や
首などにけがをして
病院に
運ばれました。
警察によりますと、
意識はあり
会話も
できる状態だということで、
警察が
付近の
住民に
注意を
呼びかけています。
警察によりますと、19日午後6時半すぎ、北秋田市五味堀の路上で、学校から歩いて帰宅していた14歳の女子中学生がクマに襲われ、頭や首などにけがをしました。
女子中学生は200メートルほど離れた自宅まで自力で戻り、市内の病院に搬送されましたが、意識はあり、会話もできる状態だということです。
現場は、北秋田市の中心部から南に20キロあまり離れた田んぼや住宅が点在する山あいの地域で、警察が現場周辺でパトロールを行うとともに付近の住民に注意を呼びかけています。
県警察本部によりますと、秋田県内ではことしクマに襲われるなどしてけがをした人はこれで52人となり、過去最多を更新しています。
県と警察は、「ことしは特に、『いつでも・どこでも・誰でも』クマに遭遇するリスクがある」として、やぶなどの見通しの悪い場所には近づかず、鈴やラジオなどで音を出して人の存在をアピールするよう警戒を呼びかけています。