去年5月、
北九州市で、
日雇いの
労働者などが
暮らすアパートが
全焼して
6人が
死亡した
火事で、
火が
出た
前後に
現場近くを
行き来する
不審な
人物の
姿が
防犯カメラに
映っていたことが
捜査関係者への
取材でわかりました。
警察は
現場の
状況から
何者かが
アパートの
中に
侵入して
放火した
疑いが
あると
見て
捜査しています。
去年5月7日の
夜、
北九州市小倉北区で
日雇い
労働者などが
暮らすアパート「
中村荘六」から
火が
出て
全焼し、アパートに
住んでいた
55歳から
84歳の
男性6人が
死亡しました。
警察によりますと、倉庫やトイレなどがあった北側1階の焼け方が特に激しく、この付近が火元と見られるものの、電気の配線などから火が出た形跡はなかったということです。
一方で、警察が現場近くの防犯カメラの映像を調べたところ、火が出たと見られる午後11時20分ごろに、現場近くを行き来する不審な人物の姿が映っていたことが捜査関係者への取材でわかりました。
この人物は、火が出る直前にアパートの方向に歩き、火が出たあと、来た道を戻って歩いていたということです。
また、同じ時間帯に、現場のアパートの方向に向かう人物を見たという住民の目撃情報もあるということです。
警察は、現場の状況から何者かがアパートの中に侵入して放火した疑いがあると見て捜査しています。