ブラジル
最大の
都市サンパウロの、
廃虚となっていた
ビルで
起きた
火災で、
地元の
消防当局は、
無断でビルに
住み着いていた
人たちの
うち、
49人の
行方がわからなくなっているとして、
捜索活動を
続けています。
この火災は、ブラジルのサンパウロ
中心部で、
1日、
24階建てのビルから
火が
出て
燃え広がり、
出火から
2時間足らずでビルが
倒壊したものです。
今回の火災で、1人の死亡が確認されていましたが、地元の消防当局は、2日、49人の行方がわからなくなっていると発表し、建設用大型機械や救助犬を使って捜索活動を続けています。
このビルは、1960年代に建設され、警察本部として使われたあと廃虚となり、貧しい人たちが無断で住み着いていたということです。
火災の原因はわかっていませんが、地元メディアは、ビルの中はごみが散乱していたうえ、ガスボンベが持ち込まれるなど、十分な防火対策が取られていなかったと伝えています。
サンパウロ市は、今回火災が起きたビルのように、貧しい人たちが無断で住み着いている建物が市内におよそ70か所あるとしていて、今後詳しい実態を調査し、対策を進める方針です。