価格は、1機およそ5億7000万円で、国の承認を得たうえで来年前半の引き渡しを目指すということです。
ホンダの子会社がアメリカの工場で生産しているホンダジェットは、主翼の上にエンジンが付いた独自のデザインが特徴で、東京から中国の上海や台湾まで飛ぶことができます。
最高速度が速く、室内のスペースも広いことなどから人気を集め、重さ5.6トン以下の小型ジェット機の分野で去年の出荷数が世界トップとなりました。
アメリカでは、多くの企業経営者などがビジネスジェット機を利用し、およそ1万3000機が保有されているのに対し、国内で保有されているのは90機程度だということで、新たな市場を生み出せるか注目されます。
ホンダエアクラフトカンパニーの藤野道格社長は「日本でも潜在的な需要があると見ている。国内どの都市でもスムーズに移動できる新しい交通手段を確立したい」と話しています。
ホンダは、6日記者会見を開き、アメリカやヨーロッパなどで販売している7人乗りのビジネスジェット機「ホンダジェット」を国内でも販売すると発表しました。
価格は、1機およそ5億7000万円で、国の承認を得たうえで来年前半の引き渡しを目指すということです。
ホンダの子会社がアメリカの工場で生産しているホンダジェットは、主翼の上にエンジンが付いた独自のデザインが特徴で、東京から中国の上海や台湾まで飛ぶことができます。
最高速度が速く、室内のスペースも広いことなどから人気を集め、重さ5.6トン以下の小型ジェット機の分野で去年の出荷数が世界トップとなりました。
アメリカでは、多くの企業経営者などがビジネスジェット機を利用し、およそ1万3000機が保有されているのに対し、国内で保有されているのは90機程度だということで、新たな市場を生み出せるか注目されます。
ホンダエアクラフトカンパニーの藤野道格社長は「日本でも潜在的な需要があると見ている。国内どの都市でもスムーズに移動できる新しい交通手段を確立したい」と話しています。
ホンダジェットとは
ホンダジェットは、ホンダの子会社がアメリカ・ノースカロライナ州にある工場で生産している7人乗りの小型のビジネスジェット機です。
1997年に開発を始め、エンジンもホンダが開発しました。3年前からアメリカで販売を始め、現在はヨーロッパやアジアなど67か国で販売しています。
特徴は翼の上にエンジンを取り付けていることで、最高速度は同じクラスのライバル機よりも40キロほど速いということです。また、航続距離も2661キロとライバル機を400キロほど上回るということで、東京から中国の上海や台湾にも飛ぶことができます。
ホンダによりますと、去年の出荷数は、前の年のおよそ2倍の43機で、重さが5.6トン以下の小型ジェット機の分野で、初めて世界でトップになったということです。
一方、ジェット旅客機の分野では、三菱重工業の子会社が半世紀ぶりとなる国産旅客機「MRJ」の開発を進めています。しかし、設計の変更が必要になったことなどから、納入時期は5度にわたって延期され、当初より7年遅れの2020年半ばとなり開発は難航しています。