去年、
神奈川県秦野市の
1人暮らしの
高齢女性から、
現金を
だまし取ろうとして
失敗した
詐欺グループの
男2人が、
数日後に
この女性の
自宅に
押し入り、
およそ480
万円を
奪ったとして
強盗傷害などの
疑いで
警察に
逮捕されました。
警察は
詐欺を
見破られたあとも
自宅に
ある現金に
目をつけ、
強盗を
計画したとみて
捜査しています。
逮捕されたのは
自称、
アルバイトの
古矢野成生容疑者(47)ら
2人で、
警察によりますと
去年11
月、
神奈川県秦野市で
1人暮らしの80
代の
女性の
家に
押し入り、
女性を
殴ってけがをさせたうえ、
およそ480
万円を
奪ったとして
強盗傷害などの
疑いが
持たれています。
女性の家には事件の数日前、警察官などを名乗る男から「家族の保険証が偽造され犯人を捕まえるので協力してほしい」などと現金を要求する電話があったということです。
女性はいったん現金を用意したものの受け取りに来た男を不審に思い、手渡すのを断っていたということです。
逮捕された2人は現金を奪った事実をおおむね認めているということで、警察は詐欺を見破られたあとも自宅にある現金に目をつけ、強盗を計画したとみて詳しいいきさつを調べています。
また、女性は詐欺を見破ったあとも警察に通報しなかった理由について「誰にも迷惑をかけたくなかった」と話しているということで、警察は不審な電話があった場合はすぐに通報するとともに、多額の現金を自宅に置かないよう改めて呼びかけています。